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2025/04/16

サイレントプール蒸溜所へ行ってきました!

 2025年4月10日に英国ギルフォードから車で20分程の場所にあるサイレントプール蒸溜所に行ってまいりました。

ボトルに描かれる王と木こりの娘。

邪悪な王から逃れようとしてサイレントプール湖へ逃げた娘が溺死したというストーリーを聞いて、いつか行ってみたいと思っていた湖と蒸溜所。

湖には娘の亡霊が現れるという伝説があります。











2013年からプロジェクトを開始し、2015年3月に発売されたサイレントプール・ジン。

当初4年間は350リットルの蒸溜機1つでジンを造っていたそうですが、現在は1800リットルの蒸留機と併せて2機で製造しておりました。











自分は英語の説明がなかなか理解出来なかったのですが、それでも蒸溜している様子を拝見できて、ボタニカルの抽出方法など理解できたので実りある1日となりました。

家内は2度目の訪問だったので、見学ツアーの予約や道案内など諸々手伝ってもらい感謝です。

2025/04/10

ボンベイ・サファイア蒸溜所に訪問

 本日はイギリスのジン「ボンベイ・サファイア・ドライジン」を製造している蒸溜所に行って参りました。

ベイジングストーク駅から76番バスで30分程の停留所ラヴァーストーク・ミルで下車すると真ん前に【ボンベイ・サファイア蒸溜所】がありました。






改めて勉強で以下はボンベイ・ジンについてのメモ。

創業は1761年。

トーマス・デーキン氏がジンを造るために、イギリスのウォリントンの土地を買いジンの製造を始める。

1960年に「ボンベイ・ロンドン・ドライジン」をアメリカで発売。

イギリス統治下のインドでジンが人気を博したことから、インドの都市名のボンベイ(現在のムンバイ)を商品名に採用。

ボタニカルは、ジュニパーベリー、アーモンド、レモンピール、リコリスルート、アンジェリカルート、オリスルート、コリアンダーシード、カシアバークの8種類。

1963年にラヴァーストーク・ミルで閉鎖した製紙工場跡地を改築して現在の蒸溜所に。

1987年より「ボンベイ・サファイア・ロンドン・ドライジン」を発売。

ボタニカルは、ボンベイ・ロンドン・ドライジンにクペバ、グレインズ・オブ・パラダイスが加わり10種類。

ベーススピリッツは、冬小麦を原料として造られグレーン・スピリッツ。

蒸溜機は12000リッター2機(ヴィクトリアとヘンリー)と3000リッター2機(トーマスとメリー)の合計4機が稼働。

ボタニカルの抽出は、スチーム法(ヴェーパー・インフュージョン製法)。

ハートに加水する水は、ウェールズのヴェルヌイ湖を水源にしたもの。


2025/04/07

コッツウォルズ蒸溜所に行って来ました!

 2025年4月7日は念願だった英国・コッツウォルズ蒸溜所へ行ってまいりました。

ブランドの魅力を皆様に少しでもお伝えできるよう色々と勉強させていただきました。

イングランドの中部、オックスフォードの北に位置する美しいコッツウォルズ地方ウォリックシャーにあるコッツウォルズ蒸溜所。

宿泊していたバンベリーから20km。

車で20分程で到着いたしました。

2014年にウイスキーに情熱を傾けるダニエル・ゾー氏によって設立されたこの蒸溜所は、コッツウォルズの美しさと伝統を反映させた高品質で多数の受賞歴のあるウイスキーやジンなどを生産しており、急速に名声を博している注目の蒸溜所です。

蒸溜所立ち上げには重要な役割を果たされた2人の方がおられます。

元ボウモアのマスターディスティラーで50年以上ウイスキー業界に関わられた専門家ハリー・コックバーン氏と台湾のカヴァランやアナンデールなど数々の新興蒸留所にも深く関与した高名な蒸溜所コンサルタントであるジム・スワン博士の指導のもと、2014年に製造を開始されました。





写真上の方がコッツウォルズ蒸溜所の創設者兼CEOのダニエル・ゾー氏です。お会いするのは2回目でした。

下2枚の写真はジン用の蒸溜機で、350ℓと500ℓの2機があり今は大きい方だけ稼働とのことでした。





写真下のボットスチル2機はウイスキー用です。
別の場所に更に大きなウイスキー用のポットスチル2機がありました。










コッツウォルズ・シングルモルトウイスキーのモルトは、地元コッツウォルズ産の大麦オデッセイ種です。

ウォーミンスターにある麦芽製造所でフロアモルティングされた大麦麦芽を十分な生産量を確保して造るそうです。

大麦麦芽は粉砕し、発酵は一般的な発酵時間と異なり倍の4日間かけた長時間発酵を行っています。
フルーティーで豊かな風味を生み出すため、イーストは、アンカー社とファーメンティス社の酵母2品種を補完的に使用しています。






コッツウォルズ蒸溜所のマッシュタン(糖化槽)には、粉砕したコッツウォルズ産大麦2トンを投入し、64℃の熱湯を加えます。
これによりデンプンと糖が抽出され、この工程で抽出された糖分の多い液体・ウィート(麦汁)は、ゆっくりと冷却され、発酵槽へと送り込まれます。
同時に酵母を加えてウォッシングします。
酵母はこれらを原料として、ウイスキーのアルコールと香味を生成します。
ウォッシュは、アルコール度数約8%となり、力強く酸味のあるビールのようなアルコールが出来上がります。

コッツウォルズ蒸溜所のウイスキー用の蒸溜機は現在4つあります。

スコットランド、ロセスにある有名な蒸留器メーカー、フォーサイス社がコッツウォルズのために製造した銅製ポットスチル(単式蒸溜器)です。

小さめの一つ目は、ウォッシュを蒸溜する2,500リットルの銅製のウォッシュスチル「Mary(メアリー)」。
小さめ2つ目は、1,600リットルのスピリッツスチルの「Janis(ジャニス)」です。

更に大きな蒸溜機が2つあります。

蒸溜は、特注の銅製ポットスチルでローワイン造り、スピリッツ造りの2回行います。

1つ目の大きなポットスチルは、10,000リットルのウォッシュ・スチル(コッツウォルズ蒸溜所ではROSIEと読んでいる)で、10,000リットルのウォッシュを蒸溜してアルコール度数20度前半のローワインに変えます。

2つ目の大きなポットスチルは、5,500リットルのスピリッツ・スチル(FANNYと読んでいる)で、ローワインを蒸溜しスピリッツ(ハート)を造る。アルコール度数は全体で約75%

蒸溜した1週間分のスピリッツ(ハート)は、スピリットレシーバー・ウェアハウス・バットと呼ばれるこのタンクでブレンドされ保管されます。

樽に詰める前に加水されアルコール度数は63.5%にし、樽に詰める準備が整います。












コッツウォルズ特有の樽熟成に使われるSTR赤ワイン樽。

STR樽造りの3工程。
まずはShaving (削り)です。樽の内側を削ることでワインの風味をリセットします。
次にToasting (炙り)です。樽材の風味をよりウイスキーに抽出させるように、削った樽の内側をトーストします。
最後はRe-Charring (焼き直し)です。さらに樽の内側を焦がすことで、より深い風味と色を付けます。

STR樽は、樽本来の風味よりもオーク材の風味を強く引き出すことが出来るうえ、熟成が加速されニューメイクスピリッツとの融合が早く、短期間での熟成効果が期待できます。
仕上がりは赤みがかったダークな色合いが特徴。

シグネチャーのシングル・モルトウイスキーには、ファーストフィルのケンタッキー産バーボン樽と、STR赤ワイン樽での熟成により、若いウイスキーとは思えないほどの成熟感で深い味わいを生み出しています。

シグネチャーは、STR樽70%とバーボン樽30%のヴァッティングでアルコール分を46%に調整したものとのこと。

写真下の樽は2014年9月から熟成している第一号。












コッツウォルズ・ディスティラリー・ジャパンの公式Instagramページに少しづつ他の情報をアップしていきたいと思いますので、フォローの方も是非宜しくお願いいたします。

本日はお忙しい中ご対応くださったGlobal Whisky Ambassadorのロブさん、創業者のダニエル・ゾー様、本当に有難うございました!