本日は1970年に開店した横浜のバー「馬車道十番館 BAR 英国風酒場」を紹介致します。
馬車道十番館の2階にあるバーで、横浜の古き良き時代を味わえるカウンター10席の重厚な空間です。
土日は執行役員の浅羽行郎さんがカウンターに立たれます。
浅羽さんは、横浜中華街ウィンドジャマーの初期の頃の元店長で横浜のシグネチャー・カクテルでもある「イエローマン」の監修者でもあります。
初期のジャックターの話や、イエローマン誕生秘話など貴重なお話を沢山ご存じで大変勉強になります。
ジャックターに使用するサザンコンフォートは、浅羽さんのオリジナルの【ノーザンコンフォート】。
初期のジャックターは4種類の材料で作られ、かつてはクリーミーヘッドという卵白由来のものを入れて泡立ちを良くしていたと言います。
1980年代の前半に誕生した「イエローマン」は、日本最古のモーターサイクリストクラブである横浜ケンタウロスの公認カクテルです。
族長である飯田繁男さんが当時考えていたレシピをウィンドジャマーに最終調整してもらい、今のイエローマンになったといいます。
その最終的な仕上げを監修され、初めてイエローマンを作られたのが浅羽さんであったそうです。
写真上は浅羽さんが作られたイエローマンです。
氷を入れた8オンス・タンブラーにロンリコ151ラムとフレッシュ・グレープフルーツ・ジュースを半々でビルドしたもの。
馬車道十番館に勤務されていた伝説の金山二郎 様がレッドアイを考案されたという噂を聞いた事があったので「レッドアイ」も注文。
1982年にはじめて福西英三 著「カクテル入門」に紹介されたこのカクテル。
浅羽さんにレッドアイについてもお聞きしたところ馬車道十番館が発祥ではないとの事でした。
レッドアイは東京都荒川区発祥説もありますが、今後も横浜発信のカクテルなのかを調べて行きたいです。
馬車道十番館 BAR 英国風酒場の情報は以下です。
住所 神奈川県横浜市中区常盤町5-67 電話番号
TEL/045-651-2621
営業時間 16:00~23:00 (ラストオーダー 22:30) 定休日 無