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2025/11/19

1962年に本牧で誕生したカクテル「シベリアン・ツール・キット」

 横浜・本牧で誕生したカクテル【Siberian Tool Kit(シベリアン・ツール・キット)】のお話し。

シベリアン・ツール・キットは、1962年にJimmy Stockwell (ジミー ストックウェル)氏が、本牧のイタリアン・ガーデン(現在のIG)で考案したカクテル。

ジミー氏は、1960年に軍に入隊し、厚木基地に配属となる。軍人時代は親戚が経営していた本牧のイタリア・ガーデン(現在のIG)でアルバイトをしていました。イタリアン・ガーデンの2代目オーナーであるハリー・コーベット氏(1958年〜1965年)の時代にジミー氏はマネージャーを務めていた経験もあります。

1960年代後半に戦争中のベトナムへ赴き、72年に横浜へ戻り、横浜中華街にWindjammer(ウインドジャマー)を開店させる。

イタリアン・ガーデンが、現在のIGに名前を変更したのは1997年で、その35年前にカクテルは創作されている。

このカクテルはカナダのエッグノグと呼ばれた「Moose Milk」を簡単なアレンジしたものと思われる。

シベリアン・ツール・キットのレシピは、ウォッカ、カナディアン・クラブ、カルーア、バニラアイス、クリームで作られる。




かつてウインドジャマーの姉妹店であった横浜中華街の「ケーブルカー」では、今現在もメニューに掲載されているカクテルですが、レシピは、ウォッカ30ml、ライ・ウイスキー15ml、カカオ・リキュール15ml、ミルク30mlのショート・カクテルです。



考案当時のレシピと異なり、簡易にアレンジされているようでした。

横浜で提供しているバーは少ないですが、63年もの間に今だに引き継がれているカクテルなので大切にしたいですね。

2025/11/17

タマリンドのパリジャン・ブロンド

 Tamarind Parisian Blonde

いつもお世話になっているお客様から「タマリンド」をいただきました。

ありがたくカクテルに使わせていただいております。

おすすめカクテルは【タマリンドのパリジャン・ブロンド】





レシピはダークラム、グランマルニエ、タマリンド・ピューレ、フレッシュ・クリーム、ミルクです。

是非お試しくださいませ!

2025/11/14

ルーベルマスカットのイスラ・デ・ピノス

長野県産の「ルーベルマスカット」入荷いたしました!

「甲斐路」と「紅アレキ」を交配して生まれた新しい品種です。糖度は18%〜21%でフルーティーで甘酸味のバランスがとれている深みのある味わいの葡萄です。

おすすめカクテルは【ルーベルマスカットのイスラ・デ・ピノス】です。




イスラ・デ・ピノス(Isla de Pinos)は、キューバの伝統的なカクテルで、グレープフルーツ産地としても知られたハバナの真南にあるピノス島/ Isla de Pinos(現在のフベントゥド島/Isla de la Juventud)の島名に由来します。

島の面積は3,056km²、キューバ本島の次に大きい島で、西インド諸島の中では6番目に大きいとされます。

1978年にピノス島からフベントゥド島に改称されました。

写真下のキューバの地図の赤丸がフベントゥド島です。



キューバ産のラム、ヴェルモット・ロッソ、シュガー、ピンクグレープフルーツ・ジュースのカクテルです。

今回上記レシピに、ルーベルマスカットを加え、ヴェルモット・ロッソは美しいピンク色にするため色味に透明感のあるフェルディナンズ・ヴェルモット・レッドを使用いたします。

是非お試しくださいませ!

2025/11/13

サンシャインレッドのセプテンバー・モーン

 Sunshine Red September Morn

山梨県産の葡萄「サンシャインレッド」が入荷しております。

「サニードルチェ」と「シャインマスカット」を掛け合わせて生まれた山梨県オリジナル品種です。糖度約19度の甘さで、皮ごと食べることができます。口の中に広がる華やかな香りが特徴。

おすすめカクテル【サンシャインレッドのセプテンバー・モーン】




カクテル「セプテンバー・モーン」はフランスの画家ポール・エミール・シャバス氏の作品September Mornが名前の由来になっています。

1911年に完成させた油彩画で、朝日に照らされた湖の浅瀬に立つ裸の少女を描いています。

作品から考えて1911年以降に創作されたカクテルです。



1917年のヒューゴ・R・エンスリン著の「Recipes for Mixed Drinks」に登場している古いカクテルです。



山梨産のぶどう「サンシャイン・レッド」を使用してアレンジしました。

レシピはホワイト・ラム、サンシャインレッド、グレナデンシロップ、スイート&サワーミックス、アルブミナです。

是非お試しくださいませ!

2025/11/11

マスカサーティーンのラストワード

 Musca Thirteen Last Word

山梨県産の「マスカサーティーン」入荷!

マスカサーティーンは、ロザリオロッソとシャインマスカット13号を交配させた品種で、糖度が糖度は18度から20度と高く、果肉が柔らかくマスカット特有の香りが楽しめる葡萄で、種無しで皮ごと食べれます。

おすすめカクテルは【マスカサーティーンのラストワード】です。




レシピは六ジン、マスカサーティーン、マラスキーノ、シャルトリューズ・エリキシル ヴェジェタル、ライムジュースです。

是非お試しくださいませ!

2025/11/10

大秋柿のゴールデン・キャディラック

 Persimmon Cadillac

福岡産の太秋柿が入荷しました。

おすすめカクテルは【大秋柿のゴールデン・キャディラック】

レシピは、ガリアーノ、ホワイトカカオ・リキュール、大秋柿、フレッシュクリーム。





デザート感覚なカクテルです

是非お試しくださいませ!

2025/11/02

カクテルバー・ネマニャ12周年をお祝い下さった皆様、本当にありがとうございました!

先日カクテルバー・ネマニャはお陰様で12周年を迎えました。

日頃温かく応援してくださるお客様方、業界の諸先輩方、仲良くしていただいているバーテンダーの皆様、いつもお世話になっている酒販店様やメーカーの皆様にも心より御礼申し上げます。




























この一年は無理せず頑張るとはいきませんでしたが、これからは気負わずのんびりと続けていきたいと思っております。

13年目のカクテルバー・ネマニャもどうぞ宜しくお願いいたします。

2025/10/29

10月29日にお陰様でカクテル バー・ネマニャは開店12周年を迎えます。

 平素はCocktail Bar Nemanjaをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 

10月25日から28日まで連休を頂戴し、ご不便をおかけいたしました。

本日10月29日(水)にお陰様でネマニャは開店12周年を迎えます。




これもひとえに皆様の日頃の温かいご支援のお陰と心より感謝致しております。


今後とも引き続き宜しくお願い致します。

2025/10/27

10月27日・28日は臨時休業となります。

 いつもカクテルバー・ネマニャを温かく応援くださりありがとうございます。

10月28日(火)まで、家族の祝い事のため臨時休業とさせていただきます。



ご不便をおかけしますが、何卒ご了承くださいませ。

どうぞよろしくお願いいたします。


2025/10/20

ミュージカル「ガイズ&ドールズ」に登場するカクテル【ドゥルセ・デ・レチェ】を再現

今週のおすすめカクテルはミュージカル 「Guys & Dolls(ガイズ&ドールズ)」に登場するカクテル【Dulce de Leche( ドゥルセ・デ・レチェ)】。

ドルチェ・デ・レチェやドゥルセ・デ・リーチェと呼んだりしますが、スペイン語なので「ドゥルセ・デ・レチェ」が一番近い呼び方でしょうか。

このカクテルにゴディバチョコレートリキュールやベイリーズを使用するレシピがありますが、それからのリキュールが誕生する前から登場しているカクテルです。

またニューヨークPDTのバーテンダー Jim Meehan氏が2008年に考案したDulce de Lecheも有名で、アネホ・テキーラ、ペドロヒメネス、クリーム、卵、グレープフルーツ、ピールをシェークしシナモンのすりおろしで仕上げたもの。

Dulce de Leche Martiniなんかも知られ、現在は様々なレシピがあるようですが、ミュージカルに登場するDulce de Lecheは、レシピが違うようです。

「ガイズ・アンド・ドールズ」は、ギャンブラーとその女性達を描いたもので、ギャンブラーのスカイが、仲間のネイサンから“指名された女を一晩で口説き落とせるか”という賭けを申し込まれるというストーリー。

このお話は、短編小説家兼詩人のDamon Runyon氏が1932から1933年に執筆した連作小説「Miss Sarah Brown」と 「Blood Pressure」を原作にしております。

1950年11月24日にブロードウェイにてミュージカルが初演となり、1200回ものロングランを記録。

1955年には映画化。以来定期的に舞台が様々な場所で長年復活しているようです。

劇中では、大物ギャンブラーのSky Mastersonと救世軍の娘 Sarah Brownの2人がキューバのハバナを訪れるシーンがあり、サラ・ブラウンが「ドゥルセ・デ・レチェ」というカクテルを注文します。

カクテルは簡単に言うとミルクセーキに、バカルディ・ラムを入れたようなもののようです。

Sarah Brownのセリフで、レシピはラムとココナッツであることを言っています。

またカクテル名のDulce de Lecheは、南米のミルクキャラメルのこと指し、カクテルの材料にはミルクキャラメル・ドゥルセ・デ・レチェが使われる。







劇中にサラ・ブラウンが注文する「ドゥルセ・デ・レチェ」には、ホワイト・ラム、ココナッツ・ラム、ミルク、ミルクキャラメル・ドゥルセ・デ・レチェをミキサーにかけて、細かめの氷を入れたココナッツの器に注いでストローを添えたもの。

レシピを再現すため家内にミルクキャラメル・ドゥルセ・デ・レチェを作ってもらいました。

砂糖とミルクとベイキングソーダを合わせてなんちゃらかんちゃら、焦がさないように弱火で煮詰めて、常に手を加えること3時間程で自家製が完成!




ネマニャの【ドゥルセ・デ・レチェ】カクテル再現レシピ

ハバナクラブ3年

バカルディ・カルタブランカ

自家製ココナッツラム

自家製ミルクキャラメル・ドゥルセ・デ・レチェ

クリーム

上記材料をミキサーにかけて、クラッシュドアイスを詰めたココナッツの器に注ぎ、イエルバブエナを飾り、ストローを添えます。

ベースのラムは、カクテルを楽しむ舞台がキューバである事からハバナクラブとバカルディの半々にアレンジしています。

甘くて美味しいドゥルセ・デ・レチェを是非お試しくださいませ!

2025/10/19

甘鯛釣りで十目

 本日はお客様と私と家内で甘鯛釣りへ。

アマダイ、イトヨリ、シログチ、ガンゾウビラメ、大鯵、ワニゴチ、メゴチ、エソなど。

多種多様で十目釣りに^ ^










お初の外道の「ダイナンウミヘビ(ダッカン)」も釣れました。ダッカンはかかると根掛かりみたいになり、電動で巻き上げると竿先がビョンビョン跳ねた動きになり、オマツリでもないし妙なうごきなので何だろうと思いました。

船長いわく毒はないけど、噛まれるの注意してとのことでした。

骨が多いようで食用にむかないみたいです。

他釣れた魚は、脂のりが良い旨みを増したものが多く秋らしさを感じました。

白甘鯛も船中2匹釣れていたようで、いつか白甘鯛の釣果を出したいと思います。