ページ

2024/09/30

シャンハイ・カクテルのヒストリー

 おすすめカクテル「シャンハイ」です。

このカクテルは、1915年以降に考案されたと考えられています。

アブサン製造禁止となった頃、アニゼットがニガヨモギを含まずエッセンシャル濃度やアルコールの負担が少ない穏やかな「ホワイト・アブサン」として注目を集めた時代にイギリス人によって創作されたカクテルと推測されます。

シャンハイのベースはジャマイカラムが指定で、イギリスの植民地であったジャマイカのダークラムが使われてきました。



1920年代にはイギリスが建築した中国・上海のShanghai Club(2010年よりWaldorf Astoria Shanghai On the Bundとして開業)のロングバーでシャンハイが提供されていました。この時代には中国にもアニゼットが輸入されていたこともわかっています。

1930年代になるとヨーロッパのカクテル本のいくつかにレシピが登場しはじめます。

レシピは、ジャマイカン・ダークラム、アニゼット 、レモンジュース、グレナデンシロップです。

グレナデンシロップは少量加え、赤くならない仕上げにします。

だいぶ前に上海のロングバーに訪れたことがありましたが、シャンハイは飲まなかったな〜




美味しいカクテルですので是非一度お試しくださいませ!