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2024/06/28

カクテル「ブルー・ハワイ」のヒストリー

 カクテル「Blue Hawaii」の発祥地ハワイのヒルトン・ハワイアン・ビレッジ【Tapa Bar】





2011年2月にホノルルで、モクテル大会とフレア大会が開催され、打ち上げでタパ・バーに訪問しました。




タパ・バーのシグネチャー・カクテルは "ブルー・ハワイ" です。

ブルーハワイは、1957年にボルス社の営業担当者がブルーキュラソーリキュールを使用したカクテルを、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ(現在のHilton Hawaiian Village Waikiki Beach Resort)のバーテンダー Harry K Yee(ハリー・イー)氏(当時37歳)に依頼して考案したというカクテルです。

1961年のエルビス・プレスリー主演の映画「ブルーハワイ」がこのドリンクの人気にした要因でもありますが、この名前は映画とは関係なく創作したとハリー・イー氏はインタビューで語っている。

写真下がハワイの伝説のバーテンダー、ハリー・イー氏(一昨年12月に103歳で他界)


ハリー・イー氏は、ハワイ州ホノルル出身のアメリカ人バーテンダーで、ティキ・カクテル文化に貢献した方です。

ティキ カクテルに紙のパラソルとバンダ オーキッドを使用した最初のバーテンダーとしても知られています。

ブルーハワイを考案した当時は、ウォッカ、ホワイトラム、ブルーキュラソー、パイナップルジュース、スイート&サワーミックスで作られカクテルで、ウォッカとホワイトラムは、それぞれ2/3oz入っていたそうです。

やがてホワイトラムがブルーハワイの味わいにクセを与えていたことから、ラムを使わなくなりウォッカ・ベースでスッキリした味わいに変更されました。




2011年に訪問した際に教えてもらったレシピは、ウォッカ45ml、ブルー・キュラソー45ml、パイナップル・ジュース90ml、スイート&サワー・ミックス90mlをシェークして、氷を入れたハリケーン・グラスに注ぎ、スプライトを60ml注ぎ、カット・パイナップルを飾ったもの。

スプライト2000年頃から加えられ、ゲストたちの要望で爽やかなテイストにアレンジされていったといいます。




「フローズン・ブルー・ハワイ」のアレンジもあり、その場合のレシピは、ウォッカ45ml、ブルー・キュラソー45ml、フローズン用スイート&サワー・ミックス(通常のスイート&サワー・ミックスのミネラル・ウォーターがブレンドさてていないもの)150ml、パイナップル・ジュース30ml、クラッッシュ・アイス2スクープをブレンダーにかけて、ハリケーン・グラスに注ぎ、カット・パイナップルを飾ります。

この夏はブルーハワイも是非お試しください!

2024/06/27

ジュノハートの「チェリー・ズグロッピーノ」

 八戸ark LOUNGE&BARの久保さんにとっても貴重サクランボ「ジュノハート」を沢山いただきました!

ありがたくカクテルに使わせていただきます^_^

今週のおすすめカクテルは【チェリー・ズグロッピーノ】です。




レシピはチェリーのオードヴィー、プロセッコ、冷凍したジュノハート。氷を一切使用せずサクランボの濃厚な味わいをお楽しみいただけるフローズンカクテルです。

2024/06/26

ハーコットのスモー・イン・ア・サイドカー

 Sumo in a Sidecar

生食用の杏「ハーコット」が入荷しております!

おすすめカクテルは【ハーコットのスモー・イン・ア・サイドカー】です。



Sumo in a Sidecarは、フィラデルフィアのBuddakanで考案されたものです。

日本酒、アプリコットブランデー、レモンジュースのショートにシュガーリムさせて、サイドカーに見立てたカクテルです。

今回は通常レシピにハーコットを加え、より爽やかでフルーティーな仕上がりにしてみました。

是非お試しくださいませ!

2024/06/21

初夏のおすすめカクテル「スコーピオン」

 カクテル「Scorpion」は、カリフォルニア州オークランドにあるTrader Vic'sのVictor Bergeron氏が、創業当時の1930年代後半に考案したカクテルです。

1930年代にホノルルのバー「The Hut」で人気であったオコレハオ・ベースのカクテルをアレンジしたものだったとか。

バージェロ氏は、ハワイからトレーダーヴィックスの本店に戻り、アメリカでは入手困難なオコレハオの代わりに、入手しやすいラムを使って独自のカクテルとして創作したのが「スコーピオン」です。

ホノルルのザ・ハットで提供されていた共用ボウルのプレゼンテーションにも魅了されたことから、複数人で飲む「Scorpion Bowl」も提供したといいます。

ネマニャで提供するレシピはラルースのスタイルです。



レシピは、ホワイトラム、コニャック、オレンジジュース、レモンジュース、オルジェ シロップです。

クチナシの花を飾ります。

是非お試しくださいませ!


2024/06/19

フェルディナンズからノンアルコール3種発売

 フェルディナンズからノンアルコール3種発売となります。

「ジントニック・コーディアル」と「レッド・アペリティフ」、「ヴェルジュ・コーディアル」の3種類です。





日本での販売はまだ決まったいないです。


2024/06/17

コッツウォルズ・ピーテッドカスク・シングルモルトウイスキー 入荷

 COTWOLDS PEATED CASK SINGLE MALT WHISKY 59.6% 入荷しております!

英国コッツウォルズ蒸溜所のイングリッシュ・ウイスキー【コッツウォルズ・ピーテッドカスク・シングルモルトウイスキー 】

コッツウォルズ蒸溜所は、2014年に製造を開始し、ジム・スワン氏が最後に手掛けた蒸留所で知られます。

100%ローカルバーレイを使用し、世界でも一部の蒸留所でしか行われないフロアモルティングを行っています。

コッツウォルズ・ピーテッドカスクは、蒸溜したスピリッツをアルコール63.5%に調整し、このスピリッツをスコットランド産のピーテッドクオーターカスクに詰めて熟成させています。




樽熟後、カスクストレングスで瓶詰め。

ノンチルフィルタード、ノンカラーリングです。

ピートの燻香がほのかに香る、リッチでフルーティーな味わいです。

是非お試し下さいませ!

2024/06/15

早川パオ先生の漫画【まどろみバーメイド】にNEMAとCocktail Bar Nemanjaをご紹介いただきました!

 昨日6月14日に発売された「週刊漫画TIMES 6/28」

早川パオ様の漫画【まどろみバーメイド】の取材協力をさせていただきました。




今回のお話の中でNEMAやCocktail Bar Nemanjaをご紹介いただいています。

漫画に登場する「蘭引蒸留器」もお店にございます。

実物も是非ご覧下さいませ。

早川様、芳文社様、ありがとうございました!


2024/06/13

おすすめカクテル「ギオン(Guion)」

 おすすめカクテル【ギオン(Guion)】

このカクテルは、ロンドンからニューヨークへの輸送手段を提供していた蒸気船会社ギオン・ライン(1866年から1892まで運行)を設立したStephen Guion氏のために、ニューヨークのウォルドルフ・アストリア・ホテルのバーテンダーが考案したものです。




マルチネスのアレンジとして創られたと考えられています。

通常のレシピは、プリマスジン 45ml、ヴェルモット・ロッソ 45ml、オレンジ・ビターズ 1ダッシュをステアしてベネディクティンDOM  1tspフロートし、レモンピールで仕上げたショートカクテルです。

ネマニャでは、全ての材料をステアしたスタイルで提供しております。

是非お試し下さいませ!

2024/06/08

喜界島パッションフルーツのピムスNo.1カップ

 喜界島産のパッションフルーツが入荷しました。

おすすめカクテルは、【喜界島パッションフルーツのピムスNo.1カップ】



ピムスNo.1は、1823 年から1840 年にかけて南ロンドンでオイスター・ハウスを開いた鮮魚店を経営していたJames Pimmが考案したジンベース・リキュールです。

ピムスNo.1カップは、ピムスNo.1を発泡性レモネードで割り、胡瓜やフルーツ、ハーブを飾ったカクテル。

ピムズ・カップは大ヒットし、1851 年にはスコッチ・ベースのNo.2、ブランデー・ベースのNo.3 を考案。

後にラム・ベースのNo.4、ライウイスキー・ベースのNo.5、ウォッカ・ベースのNo.6が発売されました。

日本ではジンジャーエールで割ることもありますが、そのカクテルはかつて「Pimms Pangoon」と呼ばれていました。

シャンパン割りは「Pimms Royal」といいます。

レシピはピムスNo.1、喜界島パッションフルーツ、レモンジュース、オレンジジュース、サイダー。ガーニッシュに胡瓜とパッションフルーツ、ミント。

初夏らしい爽やかなカクテルです

2024/06/04

アッチャ・コーラでカクテル「バタンガ」

 インド人が考案したというスパイシーなコーラ「アッチャ・コーラ」が入荷しております。

おすすめカクテルは【バタンガ(Batanga)】です。



パタンガは、1961 年にメキシコのテキーラ村にある La Capillaのオーナー兼伝説のバーテンダーであるDon Javier Delgado Corona氏が考案したカクテル。

レシピは、ソルトリムして氷を入れたコリンズグラスに、テキーラ、ライムジュース、コーラ。

軽くステアするのですが、Don Javier氏はライムや唐辛子を刻むのに使用したナイフで儀式的にかき混ぜていたとか。

唐辛子の風味も少し加わるのかな?

ということで、辛口ジンジャーエールを思わすスパイシーなコーラ "アッチャ・コーラ" がピッタリでは?となり、パタンガのレシピに組み合わせてみました。




アッチャ・コーラのバタンガを是非お試し下さいませ!

2024/06/03

美生柑のネバダ・ダイキリ

 和製グレープフルーツとも呼ばれている「美生柑」が入荷しております!

おすすめカクテル【美生柑のネバダ・ダイキリ】です。

ネバダ・カクテルのトップシェルフ(グレードアップ)版的なカクテルで、ベースにダークラムが使われます。



ネバダ・カクテルのレシピは、1928年に書物に紹介されたことでも知られています。

おすすめのレシピは、ロン・アブエロ15年、美生柑ジュース、ライム・ジュースで作ります。

甘味がある美生柑なのでシュガーは無しでお作りします。

是非お試し下さいませ!