2024/04/26

4月30日に「Royal British Coffee Gin」一般販売開始

監修させていただいている横浜ジン蒸溜所の【ロイヤルブリティッシュ・コーヒー・ジン】

ジン造りで香り付けが難しいボタニカルの一つに「珈琲」があります。

2021年に製造した最初のコーヒー・ジンのレシピや抽出方法を改良し、より一層珈琲感を表現することが出来ました。

本日、横浜ジン蒸溜所にて先行販売開始!

4月30日に一般販売開始となります!

https://baypilsner.thebase.in/



日本で1番最初にバーテンダーを務めたジェームス・B・マコーレー氏が、1862年10月25日に横浜で「Royal British Hotel」を開業。

ホテル内には日本初の珈琲店が誕生しました。

その後も横浜にカフェとしては、1864年3月にフランス人のルノー氏が「カフェ・デュ・アリエ(アリエ・カフェ)」を開業。

同年に「グラン・カフェ・デュ・ジャポン」、「ヴィクトリア・コーヒー・ハウス」が続いてオープン。

ロイヤルブリティッシュ・コーヒー・ジンは、横浜に日本初の珈琲店があったという歴史のインスピレーションを受けて造ったジンです。

ボタニカルは、珈琲、ライムリーフ、ローズなど8種類。コーヒーはエルパライソをメインとして独自の抽出方法で蒸溜しております。

爽やかなライムリーフと華やかな薔薇感、豊かな珈琲の味わいが楽しめるジンです。

ストレート、ロック、トニックウォーター割りがおすすめの飲み方です。ベーススピリッツは、全て自社ビール工場で造った原酒を蒸溜して製造しています。

今回 珈琲豆のローストは、関内のI'm homeの伊藤大輔 氏に仕上げていただきました。

また商品のアルコール%を決めるミーティングに参加と加水のお手伝いをしてくれた池袋のクラフトジン専門バーCraft Gin Bar Copainのジェーニャ・マラホワさん。

ご協力ありがとうございました。

2024/04/25

ジャスミンのタワーリチシ

 ネマニャの小庭のジャスミンが満開となりました!

只今のおすすめカクテルは【ジャスミンのタワーリシチ】




タワーリシチは、ウォッカ、キュンメル 、ライムジュースで作るショートカクテルです。

カクテル名は、ジャック・ドゥヴァルの劇「Towarisch」にちなんで名付けられたと考えられています。

1933年10月初上演し、1935 年に大成功を収めた演劇です。

内容は、1917 年の共産主義革命後にフランスに移住した白系ロシア人夫婦の冒険と幻滅を描いたもので、1935年に映画化されました。

タワーリシチの創作は早くても1933年で、大ヒットしていた1935年に創られた可能性が高いと推測しています。





1944年にはGrosby Gaige'sにレシピが掲載されています。



今回のおすすめは、通常のタワーリシチに濃厚なジャスミン・ウォッカを加えたシンプルなアレンジです。

花が咲いている間の限定カクテルです。

是非お試し下さいませ!



2024/04/23

2024年4月21日 ark LOUNGE & BAR「Cocktail Bar Nemanja Take Over」

 2024年4月21日はark LOUNGE & BAR様にお招きいただき「Cocktail Bar Nemanja Take Over」で家内のセルビア料理とカクテルをサーブさせていただきました!

改装後の新ark LOUNGE & BAR初のゲストシフトでした。







いつもあたたかく迎えて下さる八戸の皆様にFerdinand's Brandを使用した沢山のカクテルとセルビア料理をお楽しみいただけて幸せでした^ ^











ark LOUNGE & BAR様、ご予約いただきご来店くださった皆様、本当に有難うございました!


2024/04/22

青森県平館港で鯛釣り

今日は八戸のお客様のFさんに青森県平館港に連れて行っていただき、釣船須藤さんの鯛釣り船に乗船。

80センチ、90センチ級の真鯛が釣れるという釣船。

前日は真鯛の釣果は船中0とのことで、今日もジブい釣りになるとのことでした。

朝4時30分出航。

タイラバは使用せず、メタルジグにイソメがけで勝負しました。

朝まずめは鯛のアタリは無く、底でアタッてホッケ、カサゴ、ミズクサガレイの釣果。





朝8時過ぎに中層のタナで鯛のアタリが出ました!

Fさんと自分が同時にかけて一緒に仲良く釣果となりました。

型は小さい方でしたが嬉しかったです^ ^



その後はオニカサゴやキジハタなどの外道が続きましたが、自分はもう1匹鯛を釣りました。



8人の乗船で鯛は船中4匹。

ドラグ音もなかったので、大きな鯛の釣果は無かったようでした。

釣り後は弘前へ移動し、「弘前さくらまつり」に行き、夕食はイタリアン・レストラン「IL FILO」さんで釣り魚でディナーでした。







セッティングしてくれた久保さん感謝です。

ありがとうございました。

また釣りで大変お世話になったFさん、本当にありがとうございました!


2024/04/21

Hachinohe Botanical Trip Tour 2024

 本日は15時より「Hachinohe Botanical Trip Tour」開催。

八戸の海岸沿いに春の訪れたを告げるスミレをはじめとする植物を見学。







ノンアルコールジンを作成するためにボタニカル摘みも行いました。

純引蒸留で氣水仕立ての素敵なノンアルコールジンが完成!






ご参加頂いた皆様、有難うございました!

また今夜はark lounge&Barにて「Cocktail Bar Nemanja Take Over」開催となります!




世界最古のカクテルの再現や、春らしいカクテル、セルビア料理をお楽しみ頂きます。

夕方の部もどうぞ宜しくお願い致します!

2024/04/20

世界最古と思われるカクテル「El Draque(エル・ドラケ)」

 世界最古のカクテル【エル・ドラケ】。

1570年代にイギリス海軍のフランシス・ドレイク(Francis Drake)氏が考案した強壮剤的な飲み物です。

フランシス・ドレイク氏は、1543年イギリス・デヴォン生まれ。

20代半ばで船を持ち船長となります。

1567年ドレイク氏の船団がスペイン艦隊に襲われ、ドレイク船長は命からがらで逃げてイギリスへ戻ります。この頃からスペインに強い恨みを持ちます。

1570年にイギリスから新たに出航し、スペイン船を襲い海賊行為を始める。

1580年9月に帰国するまでの10年間は、新大陸スペインを荒らし、船や植民地を襲って金品を強奪していた頃です。

当時フランシス・ドレイクのクルー達は、壊血病に苦しんでいました。

壊血病は、ビタミンCの欠乏によっておこる病気で、身体中にアザがでてきたり、皮膚が乾燥し潰瘍が広がり、血管に損傷を与えたり、歯肉の出血も続き歯も抜け落ち死にいたるという酷い病気です。

航海中、乗組員の大半が壊血病にかかったため、治療と船の修繕が必要となりキューバで足止となりました。

ドレイク氏は、様々な病気の治療法を知っている南米インディアン人から壊血病を治す薬の調合を聞いていたといいます。

薬には、柑橘類、薬草、強壮効果のある樹皮、糖類、殺菌と薬効効果としてアグアル・ディエンテ(サトウキビの醸造酒にスターアニスなど加えて一回蒸溜で造られたのスピリッツ)が必要でした。

ドレイク氏達は、病気のクルー達を治療するために薬の材料調達に奔走し、アグアル・ディエンテ、チュチュワシの樹皮、ミントの葉、サトウキビ、ライムジュースを揃えて強壮剤を作りました。



クルー達に飲ませると、それが効果的であることが判明したといいます。

この頃、キューバの人々も同く壊血病に悩まされており、フランシス・ドレイク氏の部下であるリチャード・ドレイク氏がレシピをキューバの人々に伝え、時代と共にベースがラムになり、後に「MOJO」とも呼ばれ「MOJITO」となったと言われます。

1580年イギリスに帰国したフランシス・ドレイク氏ですが、海賊行為で稼いだ海賊マネー60万ポンドをイギリスに献上します。この金額は当時のイギリス国家予算3年分だったそうです。

イギリス大英帝国を築き上げた背景には、海賊マネーの力があり、国益のために必要不可欠で、ドレイク氏の海賊行為は許されていたようです。

1587年カディス遠征。

1588年のアルマダ海戦で、イギリス艦隊副司令官だったドレイク氏。

一行のイギリス海軍がスペインの無敵艦隊アルマダを破ります。

イギリスでは敵を打ち破った英雄でしたが、反対にスペイン側からは悪魔の象徴であるドラゴンを意味する「El Draque(エル・ドラケ)」と呼ばれ恐れらました。

フランシス・ドレイク氏が作ったとされる壊血病の飲み薬は、やがてニックネームで呼ばれ、カクテル名は1588年より"El Draque"となったといいます。

1570年代に壊血病の強壮剤で作られ、1588年に名づけられたカクテル「エル・ドラケ」。

レシピ

Aguardiente

Lime juice 

Sugarcane syrup

Hierba Buena

Chuchuhuasi

Spices

明日の八戸ark LOUNGE&BARのゲストシフトで再現し提供致します。

ご予約頂いた皆様、有難うございます。

皆様にお逢い出来ることを楽しみにしております。

2024/04/19

御形のクリサンセマム

 Chrysanthemum(クリサンセマム」

1917年のRecipes for Mixed Drinksに登場しているカクテルです。

レシピはドライ・ヴェルモット 1/2・ベネディクティンDOM 1/2・アブサン3ダッシュをステアしてカクテルグラスに注ぎ、ツイスト・オレンジピールをしたもの。

1930年にはサボイ・カクテルブックにも登場しており、ドライ・ヴェルモットが多めとなり、シェークの技法となっています。

今回のおすすめはクリサンセマムを少しアレンジしています。





フェルディナンズ・ヴェルモットホワイト・バレルエイジド、ベネディクティンDOMにアブサンの変わりに御形のトニックウォーター・レデュクションにしたものにしています。

【御形のクリサンセマム】是非お試しくださいませ!

2024/04/13

清見と酢漿草のイエローレディ

 和歌山県産の「清見」が入荷致しました!

今週末のおすすめカクテルは【清見と酢漿草のイエローレディ】です。




河内晩柑シトラスジン、コアントロー 、清見ジュース

昨日大磯で摘み取ってきた酢漿草(カタバミ)を飾っています。

是非お試しくださいませ!


2024/04/12

今年も桜花沢山摘み取れました

 2024年4月11日(木)は、桜花と御形を収穫に大磯へ。

横浜ジン蒸溜所の「サクラ&ベリー・ジン」2025版に使用するボタニカルの摘み取りでした。










桜花は昨年より増量。

早速蒸溜釜に入れて浸漬も完了。

二宮さん、細川 淳平さん、今年も大変お世話になりました!