2016/02/09

低温真空抽出ハーブ細胞水を使用したカクテル研究中!!

2016年1月19日、今年初のT-LABに伺いました。

日本で開発された新しい成分抽出法「低温真空抽出」のハーブのセルエキストラクト(細胞水)のサンプルがあるとの事でした。

低温真空抽出は、2014年頃から話題になりはじめた抽出法です。

真空にして40℃前後の低温で抽出できるので、熱に弱い成分を自然に近い状態で抽出できるそうです。


特許取得のオリジナル・ツールにより、真空度-95kPaが実現できたそうです!

水蒸気や溶剤など一切使用しないので、乾燥機として製品化されている技術の応用機で、100%原料由来の芳香物質抽出が可能な抽出法との事です。


このセルエキストラクトは、精油でもなく、芳香蒸留水でもないそうです。

精油に比べ、味わいや香りが無いですが、濃度もかなり高く、水溶性の液体です。


精油抽出率を比較すると、水蒸気蒸留法が0.05%、超臨界抽出法が0.1%に対して、低温真空抽出法は0.5%と非常に高い抽出率であるので驚きです!

日本食品分析センターでの分析結果もクリアしているので、将来的にカクテルのブレンドにも大活躍しそうな液体です。


現在カクテルバー・ネマニャでは、カクテルに使用できるか研究中です。

今度、低温真空香気成分抽出装置を見学しに行きたいと思います。