2025/09/28

戦後の下町カクテル「ホイス・ハイボール」のお話し

 本日は下町カクテル「ホイス・ハイボール」と呼ばれる通称「ホイス」のお話し。

焼酎ハイボールの素ホイスが誕生したのは1949年で、後藤商店の創業者である後藤武夫氏が開発したもの。

後藤商店の創業は1932年。

東京・飯倉で洋酒を扱う酒販店としてはじまり、1945年に芝公園に移転し清涼飲料水の製造が開始する。

1984年に白金に移転

後藤商店の清涼飲料開発商品の第一号は「梅乃甘精」で、実はホイスではなく、まだ戦争の傷跡残る1948年に後藤武夫 氏が開発している。

味の悪い焼酎を飲みやすくさせることを目的とした梅風味のリキッドです。

1949年5月7日に酒類自由販売解禁に伴い飲食営業緊急措置令廃止と共にホイスは、芝公園時代の後藤商店にて開発され販売開始となりました。

名前の由来は、当時は高級品であったウイスキーをもじり「ホイスキー」からきており、それを略して「ホイス」と命名。


ホイスの素は、アルコール度数は0.2%で、分類上はノンアルコールでの清涼飲料水。

【ホイス・ハイボール(ホイス)】のレシピ

メーカー推奨の黄金比

焼酎  3(60ml)

ホイスの素 2(40ml)

炭酸水 5(100ml)

氷を入れたコリンズに材料を注ぎビルド。

現在、期間限定で後藤商店のガレージでホイス・ハイボールや梅乃甘精が楽しめる酒場「5+5(じゅう)」が営業しています。





ホイス製造所の真下でホイス・ハイボールと梅乃甘精が楽しめるなんて夢のようだ!と思い早速行ってまいりました。

ガレージのシャッターのホイスのロゴがカッコよかったです^ ^

5+5は、あと2年程営業する予定のようです。

興味ある方は是非行かれてみてください!



2025/09/22

ローズヨコハマのイエロー・レディー

 今週はネマニャの小庭で育てている薔薇「ローズヨコハマ」が咲きました。

おすすめカクテルは【ローズヨコハマのイエロー・レディー】です。




レシピはLONG GOOD ジン・ナチュール スリー、白浜クラシック・トリプルセック・フォルテッシモ、オレンジジュースです。ローズウォーターで香り付けをしてローズヨコハマを浮かべます。

是非お試しくださいませ!

2025/09/17

マスカサーティーのブロンクス・テラス

 長野県産の美味しい葡萄【マスカサーティーン】が入荷しております。

ロザリオロッソとシャインマスカットの交配品質で、強いマスカット香と皮の旨み、爽やかな味わいで糖度は20度程。サクサクとした食感で食べ応えのある葡萄です。




おすすめカクテルは【マスカサーティーのブロンクス・テラス】です。

ヤマレスト・ジン、スローウェーヴ、マスカサーティーン、ライムジュースで作ります。

ヤマレスト・ジンの山椒感とマスカット香がとても相性の良い組み合わせです。

是非お試しくださいませ!

2025/09/15

ヌーベルローズのフレンチ・マンハッタン

 長野県産の葡萄「ヌーベルローズ」が入荷しております。

ヌーベルローズは、シャインマスカットとロザリオロッソを交配させて生まれた赤系シャインマスカットです。




おすすめカクテルは【ヌーベルローズのフレンチ・マンハッタン】です。

コニャック、フェルディナンズ・レッドヴェルモット、ヌーベルローズ、グランマニエ、オレンジ・ビターズです。

是非お試しくださいませ!


2025/09/10

恵水のネバダ

 茨城県産の和梨「恵水」が入荷しております!

茨城県オリジナル品種の梨で酸味が少なく深い甘みが感じられ、香り高く瑞々しい梨です。





おすすめカクテルは【恵水のネバダ】です。

ホワイト・ラム、恵水、グレープフルーツ・ジュース、ライム・ジュース、アンゴスチュラ・ビターズで作ります。

是非お試しくださいませ!

2025/09/07

横浜生まれのカクテル「プリンセス・ダイアナ」の考案者

 カクテル【Princess Diana】の調査完了。

2025年9月7日(日)は、以前から探していたPrincess Dianaの考案者に辿り着きました。




やはり横浜生まれのカクテルでした。

このカクテルの発祥地は石川町にあるソウルバーの名店「Soul Bar Motown 」。

オーナーの芦田守史さんが考案したものです。

1994年に開店した横浜駅西口の「Bar soul on」のオリジナル・カクテルとして提供されていますが、バー・ソウルオンは、以前Soul Bar Motownの3号店であったからとのこと。

芦田さんは、独立される前は関内のバーで働かれていたとのこと。なんだか勝手に親近感が湧きました^ ^

30年前から作られていらっしゃるというコーヒーのインフュージョン・ウォッカをいただいてみました。ドトールのエスプレッソコーヒー豆を使用しているというドライなブラックルシアンを思わす一杯。このようなお酒は90年代半ばでは珍しかっただろうと想像します。




私が「プリンセス・ダイアナ」に出会ったのは90年代後半のこと。

この時代に野毛や横浜中華街、横浜駅周辺でも提供しているバーが既に多数ありました。

現在は様々な横浜のバー、居酒屋のメニューでも見かけるほどのカクテルとなっています。

推測ではウェールズ公妃ダイアナが1997年8月31日に死去した頃に考案したのではと考えておりました。

芦田さんにお聞きしたところ、プリンセス・ダイアナは、1988年5月にSoul Bar Motownがオープンして間もなくに創作し提供をはじめたとのことでした。

今から37年前のカクテルだったのですね!

88年ですと日本のサントリーがスプモーニを開発した頃でしょうか?

プースカフェ的なスタイルでの提供は、どこかのダイニングバーなどがアレンジしたものと考えられます。

芦田さんに正式なレシピを教えていただきました。

Princess Diana(プリンセス・ダイアナ)

クレーム・ド・カシス 30ml

フレッシュ・グレープフルーツジュース 45ml

トニックウォーター 適量

氷を入れた細長めの10オンスコリンズ・グラスに注ぎ、軽くかき混ぜる。

グレープフルーツジュースとトニックウォーターは半々な感じとのこと。

写真下が発祥地のプリンセス・ダイアナです!



シンプルなレシピで、ほとんどのバーにある材料で皆んなが作れる技法で美味しいカクテル。

このようなカクテルを生み出すことが私の夢でもあるので、素敵な一杯だな〜と感動しておりました。

芦田さん、色々教えていただきありがとうございました。

2025/09/03

黄金桃のバチーダ・チ”・ココ

 Golden Peach Batida De Coco

福島県産の「黄金桃」が入荷しております!

おすすめカクテル【黄金桃のバチーダ・チ”・ココ】です。





カシャーサ、黄金桃、ココナッツクリーム、コンデンスミルクで作ります。

是非お試しくださいませ!