Yellow Passion Fruit Whiskey Sour
本日のおすすめカクテルは【イエローパッションフルーツのウイスキーサワー】です。
バーボン、イエローパッションフルーツ、バナナビターズ、レモンジュース、シュガーシロップ、卵白で作ります。
爽やかでフルーティーなカクテルです。
是非お試し下さいませ!
【一般社団法人 全日本フレア・バーテンダーズ協会(ANFA)名誉会長】 【アジア・バーテンダーズ協会(ABA)相談役】 【フェルディナンズ・ジャパン・ブランド・アンバサダー】 【特許取得 日本初のノンアルコールジンNEMA0.00%創業者・開発者】 カクテルバー・ネマニャ・北條智之のブログです。
Yellow Passion Fruit Whiskey Sour
本日のおすすめカクテルは【イエローパッションフルーツのウイスキーサワー】です。
バーボン、イエローパッションフルーツ、バナナビターズ、レモンジュース、シュガーシロップ、卵白で作ります。
爽やかでフルーティーなカクテルです。
是非お試し下さいませ!
Tadao Gold Algonquin Cocktail
本日のおすすめカクテルは【タダオゴールドのアルゴンキン】です。
沖縄県北部・タダオ農園の玉城忠男さんのみがつくれるパイナップル「タダオゴールド」。
品種ゴールドバレルの最高級品です。
カクテルはニューヨークで誕生したクラシック カクテル「アルゴンキン カクテル」です。
1930年前後にアルゴンキン ホテルにちなんで考案されたもの。
ライウイスキー、フェルディナンズ ヴェルモットホワイト、タダオゴールドで作ります。
是非お試し下さいませ!
Silent Pool Gin Kaffir Lime Expression
ワールドジンデイ2023の日からイギリスで発売となったサイレントプール ジンの新しい限定品【サイレントプールジン カフィアライム エクスプレッション】が入荷しております!
今のところサリー限定の商品です。
主力商品のサイレントプール ジンに使われるカフィアライムのノートをベースにしたコレクションで、カモミールとベチバーのノートで、よりカフィアライム感を強調させています。
滑らかな仕上がりで、ペッパーのような味わいと明るい柑橘類とパインニードルによる松の香りが豊かなジュニパー感を繋ぐ架け橋の役割を果たしています。
フィニッシュは、長くエレガントな余韻で、爽やかなドライライムの味わいが残ります。
是非お試し下さいませ!
2023年6月18日(日)は、大分県中津市のIRISH BAR ARIGOにてセミナーが開かれ今回講師を担当させて頂きました。
Ferdinand's Saar Dry Gin セミナーから始まり、横浜ジン蒸溜所の商品やファーブラザーズ トニックウォーターのご紹介、成分抽出とミクソロジー基礎編、フレアバーテンディング体験と盛り沢山な内容でした。
参加された皆様、主催のIrish Bar Arigo様、有難うございました!
またセミナー後は、フレアバーテンダー全国オープン戦「中津カクテルヒストリー2023」が開催され、オープンから沢山のお客様が来場され競技開始の頃には会場満杯で大盛況!
大会では審査員を担当させて頂き、またオープニング、休憩、競技終了後の歓談中には、カクテルをサーブさせて頂きました^ ^
ブースでカクテルをお楽しみ頂いた皆様も有難うございました!
大会結果は以下でした。
優勝は、LOGUE BAR(大阪)の井戸貴典(タカノリ)選手
準優勝は、CLUB PICCADILLY UMEDA OSAKA(大阪)の津野裕太(カッパ)選手
第3位は、bar auns(大阪)の神村美幸(カミムラ)選手
オーディエンス賞は、Irish Bar Arigo(大分)の有馬菜採子(ナツ)選手
TSUMUGI 賞(ベストカクテル)は、加藤柚花( Yuzu)選手
大会で入賞された選手の皆様、おめでとうございました!
選手の皆様、イベントスタッフの皆様、主催の 有馬 菜採子 さん、大変お疲れ様でございました!
中津の皆様、色々大変お世話になり本当に有難うございました!
Sato-Nishki Cherry Sour
只今のおすすめカクテルは
【佐藤錦のチェリーサワー】
福島産佐藤錦にポーランドのチェリーワイン、カナディアンウイスキー、レモンジュースで作ります。
サクランボを食べながら飲むカクテルに仕上げております^ ^
旬の美味しさを是非お楽しみくださいませ!
New Summer Orange Papa Hemingway
伊豆のニューサマーオレンジが入荷しております!
おすすめカクテルは【ニューサマーオレンジのパパ ヘミングウェイ】です。
パパ ヘミングウェイのグレープフルーツをニューサマーオレンジに替えたカクテルです。
暑い日におすすめです!
私が パパ ヘミングウェイに出会ったのは、1990年代後半。ハバナのLa Floridita(ラ・フロリディータ)が180周年を迎えた頃である。
別名、パパ ドブレ、パパ ダブル、パパ ダイキリとも呼ばれるダイキリ。
ヘミングウェイが1日12杯飲んでいたダブルのフローズンダイキリに憧れ、ラ・フロリディータに訪問した際にカクテルの正式名称は当時のヘッドバーテンダーのローランド キニョネス氏から「Papa Hemingway(パパ ヘミングウェイ)」だと教わりました。
私はヘミングウェイの真似ごとでパパ ヘミングウェイを昼に2杯、午後に2杯、夜に2杯の1日6杯を3日間続けました。4日目はお腹を壊してしまい、その日は一杯しか飲めなかっとのですが、特別にカウンターに入れ頂きパパ ヘミングウェイの正式なレシピを教わり作らせて頂いたことはとても良い想い出です。
レシピは、ハバナクラブ3年、フレッシュ ピンクグレープフルーツジュース、レモンジュース、マラスキーノ、クラッシュドアイスをミキサーにかけたフローズンにしたものです。
今でも教わった大切なレシピでパパ ヘミングウェイをお店でサーブさせて頂いております。
このカクテルは、作家アーネスト・ヘミングウェイ 氏のリクエストのために、フローズン ダイキリの生みの親であるConstante Ribalaigua(コンスタンテ・リバライグア )氏が考案したものです。
ヘミングウェイ氏は、1920 年代にキューバで過ごした旅でダイキリに深い愛情を持ったといいます。
1934年にラ フロリディータで飲んだダイキリが、ヘミングウェイ氏にとっては甘かったようで、自分の口に合うようにシュガー無しでラム強めのダイキリを依頼しました。
初期はラム120mlにライムジュースが少量であったそうなのですが、後にコンスタンテ氏がレシピを改良し、グレープフルーツジュース、マラスキーノを加え、ライムジュースはレモンジュースへと変更したシュガー無しダイキリに "パパ ヘミングウェイ" と名付けたといいます。
ヘミングウェイ氏は、1939年よりハバナに住み始め、1940年に買い取ったハバナ郊外の自邸フィンカ ビヒアに移住します。
自邸でお酒を楽しまない時は、ラ フロリディータに出かけてカウンターの1番端に座り、パパ ヘミングウェイを12杯飲んでいたのもこの頃だとされています。
「パパ ヘミングウェイ」と「ニューサマーオレンジのパパヘミングウェイ」暑い夜に是非おすすめです^ ^
Bright and Rainy
梅雨の時期のおすすめカクテル
【ブライト・アンド・レイニー】
フェルディナンズ ザール ドライジン、ピーチリキュール、ライムジュース、ジンジャービアでお作りします。
夏の収穫を待つ桃の香りと、ジンジャーとライムの爽やかさがお楽しみ頂けるジンベースのロングドリンクです。
「雨が続いても、もう直ぐ夏なので気持ちは晴々」というカクテルです^ ^
是非お試し下さいませ!
今月下旬に新しいブランドのジンが販売開始となります。
ブランド名は【GinYa! Splash Gin(スプラッシュ ジン)】です。
クラフトジンをファッショナブルに楽しむカルチャーシーンを展開する 「GinYa! by Jenya」 。
第一弾の「Splash Gin ♯001」は、積丹スピリット様とコラボ。
今回レシピ監修を担当させて頂きました^ ^
ラベルは積丹の海をイメージして 、Craft Gin Bar CopainのJenya Malahovaさんが1 枚づつ Splash した唯一のオリジナルラベルになります。
2023年6月10日のWORLD GIN DAYで初お披露目となります。
どうぞ宜しくお願い致します!
Water Lemon Caipirita
沖縄・糸満産のミズレモンが入荷しました!
名前にレモンとついていますが、一般的な柑橘のレモンとは全く異なります。
果皮はオレンジ色っぽく、食べごろの果実は果皮に光沢がなくなり、触った感じがフワフワします。甘みは平均糖度は16度。糖度19度くらいある場合もあるそうです。
ミズレモンはパッションフルーツの仲間で、パッションフルーツの中でも特においしいと言われている幻のフルーツですが独特な味。
とても甘くてドクダミに近いような香りもします。
おすすめカクテルは
【水檸檬のカイピリータ】
メスカル、アブサン、アガベシロップ、ライム、ミズレモンで作ります。
この組み合わせ面白いです^ ^
凄く美味しいのが出来ました!
数量限定ですのでお早めに是非!
パッションフルーツの仲間であるミズレモンです。トケイソウで、独特な花の形状をしており、濃い紫色が特徴です。葉の形状や果実は、一般的なパッションフルーツと若干違います。
ミズレモンはパッションフルーツの中でも特においしいと言われている幻のフルーツですが、味は表現しがたい微妙な味。果皮は黄色~オレンジ色。食べごろの果実は果皮に光沢がなく、触った感じがフワフワしています。甘みは強く平均糖度は16度。糖度19度との情報も見受けられます。独特の匂いがあります。種の食感が気持ちよく、ほんのり酸味があります。
Kama'aina
本日はハワイのオールドタイマー ドリンクと言われている「カマアイナ」をご紹介いたします。
20年以上前にTrader Vic'sで、このカクテルに出会いました。カマアイナとは "ハワイ在住者" のこと。
著名ないくつかのティキ カクテルには並ばないかも知れませんが、レジェンド級の「ゾンビ」、「マイタイ」や「ピニャコラーダ 」、「ブルーハワイ」のそれらが誕生する前からハワイで飲まれていた古いカクテルです。
ジン ベースのカマアイナは、禁酒時代の1920年代にホノルルで既に提供されていました。
当時のレシピは、現在のものと違い、ジン、パイナップルジュース、オルジェーシロップ、レモンジュースで作られ、これにラムを入れたレシピもあったようです。
別名「Princess Kaiulani(プリンセス カイウラニ)」とも呼ばれ、1950年頃には「Royal Hawaiian cocktail(ロイヤルハワイアン カクテル)」と名前が変更されました。
1920年代のカマアイナのレシピは、現在のロイヤルハワイアン カクテルではないかと思われます。
1970年代のハワイのカクテル本にはウイスキーベースのものもありましたが、少ない例です。
1972年発行の 「Trader Vic's Bartender's guide 」のカマアイナのレシピは以下です。
ジン1oz、トリプルセック1/2oz、ココロペス クリーム1oz、レモンジュース1/2oz、7up 60ml
作り方:7up以外をシェークもしくは、全ての材料とクラッシュドアイスと共に電動ミキサーでブレンドする。
ガーニッシュ:ミント、フルーツ
クラッシュドアイスを詰めたセラミックのココナッツ マグカップに注ぎ、ストローを添える。
ネットや他の新しいカクテル本では、ココロペス クリーム(Coco Lopez Cream)の部分は、代用でココナッツシロップやココナッツクリームとなっておりますが、本来はココロペス クリームを使用するようです。
このカマアイナのレシピが誕生もしくは変更されたのは、早くても1950年代半ばと考えられます。
なぜならロペスココナッツ クリームの創業は1954年だからです。
ココロペス クリームは、加糖ココナッツクリームで、広くピニャコラーダ の材料に使用されたことで一躍有名になりました。
その頃からカマアイナにもココロペス クリームが使用されるようになったかと思われます。
カクテル「カミカゼ」 の発祥について現在まででわかっていることを書きたいと思います。
アメリカ誕生説で1番古そうだと思われるものは以下の2つ。
1970年代の2つのスポーツ専門雑誌は、2つの可能性のある起源物語を指摘しているようです。
その1つは、1989年の「モーターボート・アンド・セイリング」誌の1月号で紹介された内容です。
1972年にニューヨークの Les Pyrenees restaurantのバーテンダーTony Lauriano氏がカミカゼを考案したと主張しています。
Tony氏は当時、ブロードウェイで行われる「ジーザス・クライスト・スーパースター」のオープニングを記念して、作品の作曲家Andrew Lloyd Webber氏のために創作したとの話。
はじめは「Jesus Christ Superstar 」と名付けられたそうですが、ネーミングが長いのと、このカクテルを数杯飲むと陥ちることから次第に「Kamikaze」と呼ばれるようになったという。
レシピは、ウォッカ45ml、コアントロー45ml 、レモン1個分、ライム1個分をシェーク、ミントを飾ると紹介されている。
もう一つは、1979年のマガジン「スキー」の10月号78ページ。
バーモント州で人気のスキードリンクとして紹介している。
カミカゼは、1970 年代初頭にブロリダで発明されたのちに、ニューヨーク伝わり人気になったという。
横浜市神奈川区の横浜港瑞穂埠頭に所在する横浜ノースドッグの手前にあるアメリカ軍人を客の大半としてきた「バー スターダスト」や「バー ポーラスター 」では、かつてカミカゼが大人気で、今でもスターダストではシグネチャー カクテルとなっています。
レシピはウォッカ、日本酒、ライムコーディアルのロックスタイルです。
伺ってみるとこのレシピになったのは、1980年代に入ってからのもので、トリプルセック入りが甘いとのことでアメリカの軍人のリクエストで日本酒に差し変わったとのこと。
それまでは70年代から80年代の途中までは、ウォッカ、トリプルセック、ライムコーディアルが主流のレシピだったそうです。
1947年から2022年9月30日までバーテンダーをされていたブルドッグの名付け親で知られる榊原直哉(マイク)氏にもカミカゼについてお伺いしたことがありました。
マイク氏は、1947年(当時15歳)に進駐軍相手の琵琶湖ホテルのバーテンダーとして勤務し、その後は伏見海兵隊キャンプ、立川エアベース、大船PX本部将校クラブではマネージャーを務め、1965年に大船PX本部が撤収する事になりその年の12月に鎌倉に自信のニックネームを冠したお店「マイクス・バー」をオープンされた方です。
戦後から神奈川で飲まれてきたカクテル事情にもお詳しい方のお一人ということで、カミカゼのことをお伺いしてみました。
大船PXではカミカゼを作ったことが無く、鎌倉ではあまり飲まれて来なかったカクテルとのことでした。
本牧で1964年から営業している「ゴールデンカップ」の初代オーナーの上西 氏や「IG」でもお伺いしてみましたが、60年代、70年代にカミカゼが飲まれていた様子が聞けませんでした。
厚木基地は、1938 年に日本帝国海軍によって神風海軍航空基地として建設されました。今のところ厚木で古くから飲まれていた情報はつかめていない。
神奈川で1番古くに飲まれてきたエリアは、やはり横須賀であるようです。
カミカゼの発祥地は横須賀なのかもしれません。