本日は【Violet Fizz / バイオレット・フィズ】のお話し。
フィズのベースをバイオレット・リキュールに置き換えたバイオレット・フィズの流行は1950年代後半からで、同時に「カカオ・フィズ」も登場する。
これは日本生まれのカクテルなのだろうか?
同名のカクテルは、アメリカでもっと古くから楽しまれていたようです。
1895年のバイオレット・フィズ
バイオレット・フィズに関する最も古い掲載は、おそらく1895年にGeorge Kappeler著の「Modern American Drinks」かと思われます。ここではSilver Fizzにラズベリー・ビネガーを加えたものと書かれています。
日本のカクテル本掲載で古いものですと、1924年の前田米吉 氏著の「コクテール」に「ヴアイオレット・フィズ」のレシピが掲載されておりますが、ラズベリー・ビネガーやバイオレット・リキュールが入手困難な材料であったのか?シルバー・フィズのようなレシピで紹介されています。
バイオレット・フィズはラモス・ジンフィズのアレンジ?
またラモス・ジンフィズのオレンジフラワー・ウォーターの変わりにバイオレット・リキュールに置き換えたバージョンも飲まれていたようで、スミレの花を飾った美しいカクテルであったみたいです。
その様子が1939年のチャールズ・H・ベイカー・ジュニア著「The Gentleman's Companion」に書かれていました。
30年以上前ですが、ほとんどのバーがバイオレット・リキュール・ベースのスタイルで作られる中、ジンベースのバイオレット・フィズをいただいたことがありました。レシピはジンフィズにパルフェタムールを加えたようなものと記憶しています。
日本に広く定着しているバイオレット・フィズは、クラシックなものとは異なり、ジン・フィズのローアルコール版として1950年代の日本で自然発生したレシピではないでしょうか?
ラモス・ジンフィズのバイオレット版が美味しかったので、只今おすすめしております^ ^
是非お試しくださいませ!



