2026/01/08

バイオレット・フィズは日本生まれ?

 本日は【Violet Fizz / バイオレット・フィズ】のお話し。

フィズのベースをバイオレット・リキュールに置き換えたバイオレット・フィズの流行は1950年代後半からで、同時に「カカオ・フィズ」も登場する。

これは日本生まれのカクテルなのだろうか?

同名のカクテルは、アメリカでもっと古くから楽しまれていたようです。



1895年のバイオレット・フィズ

バイオレット・フィズに関する最も古い掲載は、おそらく1895年にGeorge Kappeler著の「Modern American Drinks」かと思われます。ここではSilver Fizzにラズベリー・ビネガーを加えたものと書かれています。



日本のカクテル本掲載で古いものですと、1924年の前田米吉 氏著の「コクテール」に「ヴアイオレット・フィズ」のレシピが掲載されておりますが、ラズベリー・ビネガーやバイオレット・リキュールが入手困難な材料であったのか?シルバー・フィズのようなレシピで紹介されています。



バイオレット・フィズはラモス・ジンフィズのアレンジ?

またラモス・ジンフィズのオレンジフラワー・ウォーターの変わりにバイオレット・リキュールに置き換えたバージョンも飲まれていたようで、スミレの花を飾った美しいカクテルであったみたいです。



その様子が1939年のチャールズ・H・ベイカー・ジュニア著「The Gentleman's Companion」に書かれていました。


アメリカのバイオレット・フィズと日本のものは別物?

30年以上前ですが、ほとんどのバーがバイオレット・リキュール・ベースのスタイルで作られる中、ジンベースのバイオレット・フィズをいただいたことがありました。レシピはジンフィズにパルフェタムールを加えたようなものと記憶しています。

日本に広く定着しているバイオレット・フィズは、クラシックなものとは異なり、ジン・フィズのローアルコール版として1950年代の日本で自然発生したレシピではないでしょうか?

ラモス・ジンフィズのバイオレット版が美味しかったので、只今おすすめしております^ ^

是非お試しくださいませ!