2026/02/27

1643年の料理書に掲載されるカクテル「玉子酒」

もうすぐ3月、ホット・カクテルもそろそろ終わりでしょうか?

日本で古くから飲まれているホット・カクテルは江戸時代前期からあるようです。

今日は誰もが一度は聞いたことがある【Tamagozake / 玉子酒】の紹介です。

玉子酒は1643年に、江戸時代の料理書「料理物語」15章料理酒の部に掲載されるカクテルです。

15章には他にも芋酒や生姜酒、煎酒、忍冬酒など9種のレシピが掲載されており、大変興味深い資料でした。



玉子酒は、江戸時代に風邪薬や滋養強壮の温かい飲み物として日本で広く飲まれていました。

料理物語の玉子酒の作り方は以下です。

冷酒(当時の冷酒は常温を指す)  織部盃三杯(150ml程)、玉子 1個、塩 少しを溶きながら、少しずつ温める。



当時の日本酒は甘さがあるので、現在再現するには砂糖を少し加えて作っても良いでしょうか?

カクテルバー・ネマニャでは、温かい日本酒、卵、砂糖、液体塩麹でお作りしております。

玉子酒も是非お試しくださいませ!

2026/02/25

柘榴のカクテル【ティントレット】

 Tintoretto

今週は柘榴が入荷しました。

おすすめカクテルは【ティントレット】

ベリーニ・カクテルの考案者で知られるイタリア・ヴェネツィアで有名な「Harry’s Bar」のオーナー兼ヘッド・バーテンダーであるGiuseppe Cipriani氏によって1948年に考案されたカクテルといわれます。




カクテル名は、ヴェネツィア出身の画家「Tintoretto / ティントレット」に由来しています。

フレッシュ・ザクロ・ジュースをプロセッコで割ったシンプルなカクテルです。

是非お試しくださいませ!

2026/02/18

大粒ダークチェリー入荷!おすすめカクテルは【スイートチェリー・マンハッタン】

 Sweet Cherry Manhattan

ニュージーランド産の大粒「ダークチェリー」が入荷致しました。

パリッとした食感で香り高く、甘み酸味とのバランスが絶妙で、濃厚でジューシーなチェリーです。

おすすめカクテルは【スイートチェリー・マンハッタン】です。




ライ・ウイスキー、ダークチェリー、フェルディナンズ・ヴェルモット9周年リミテッドバレルエイジド、チェリー・ビターズで作ります。

ダークチェリーは、カクテルと飾りを合わせて10粒使用いたします。

是非お試しくださいませ!

2026/02/16

横浜と銀座で生まれたカクテル「ブルー・ライト・ヨコハマ」

 今日はカクテル【Blue Light Yokohama / ブルー・ライト・ヨコハマ】をご紹介いたします。

以前からお客様より「ブルー・ライト・ヨコハマ」というカクテルを飲んだという話しを聞いたことがありました。

はじめは「ブルー・ライト」のことかな?と思っていたのですが、他のお客様からもブルーライト・ヨコハマの存在を聞かされました。



青色のカクテルで、同名で紫色もあるとか…

気になり調査を進めていきました。


大ヒット曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」は川崎工場群の夜景

いしだ あゆみ さんの大ヒット曲に「ブルー・ライト・ヨコハマ」があります。

26枚目のシングルとなる本曲が発売されたのは1968年12月のクリスマス。発売日に10万枚のレコードが売れ、それが10日間続きミリオンセラーになったそうです。




いしだあゆみ さんは、ビクターに所属時代にシングルを23枚を出した後にコロムビアに移籍。

24枚目のシングルからは、橋本淳 氏と筒美京平 氏のコンビが曲作りを担当することになりました。

橋本 氏は26枚目のシングルは、"ヨーロッパや港のイメージの歌" にしたいと思っていたとか。橋本氏は横浜の街をあちこち歩いてみましたが、一向にタイトルが浮かばず...

夜になって港の見える丘公園まで登った時のこと。当時は一面真っ暗で、公園から遠くを眺めると、紫っぽいような、青っぽい光が海に照り返っている川崎工場群を発見。探していたイメージの光景がそこにあり、その場で「ブルー・ライト・カワサキ」というタイトルが浮かんだそうですが、さすがにそこはカワサキではなくヨコハマが良いのでは?となり最終的に「ブルー・ライト・ヨコハマ」に決定したという。




橋本 氏いわく、横浜は元々青くなかったという。曲がヒットしたことで、夜のライトが青に変わっていったと語る。




●青いブルーライト・ヨコハマ

青いカクテル「ブルー・ライト・ヨコハマ」は、1960年代後半に誕生したものです。

1つ目となる「ブルー・ライト・ヨコハマ」は、横浜・関内の「カクテルバー・パリ」の田尾多三郎 氏のオリジナルです。



田尾多三郎 氏は、大正時代に貿易会社の南米アルゼンチン支社長として活躍し、帰国後の1923年の関東大震災の後に伊勢佐木町でカクテルバー・パリを開店。1945年5月に空襲で焼失となりますが、戦後は野毛山に移転し、1963年には現在の常盤町に移転する。

ブルー・ライト・ヨコハマは、常盤町に移り数年後に創作されたものです。

1971年に田尾多三郎 氏が他界されているので、ブルー・ライト・ヨコハマは、最後の創作カクテルとなりました。

カクテルは曲が発売となる1968年12月25日より前に創られ、曲のリリース直前キャンペーンで歌われた頃に創作したようです。


【Blue Light Yokohama No.1 】

レシピ

ウォッカ 30ml

ブルーキュラソー 15ml

フレッシュ・レモンジュース 15ml

シェークしてカクテル・グラスに注ぎ、レッドチェリーを沈める。

1960年代は、日本でもウォッカ・ベースのカクテルが人気となった頃で、スクリュードライバーが流行し、ブルドッグが鎌倉で1966年に登場。ウォッカ・ベースの創作カクテルが沢山作られていました。

青色のショートにレッド・チェリーが飾られたルックスもよくあったスタイルで、また青色のカクテルといえば、1967年にスカイ・ダイビングが登場し青いカクテルがブームだったことから、このカクテルを拝見した時に、60年代頃のカクテルであろうと確信するものでした。



またカクテルバー・パリ様は、バイオレット・リキュールを使用するレシピもあることもご存知でした。

"紫色のブルーライト・ヨコハマ"も調査することにしました。


●紫色のブルーライト・ヨコハマ

1969年に発売となった「ブルー・ライト・ヨコハマ」を収録したテナーサックス奏者の山本こうぞうのLPレコードのジャケットは紫のイメージで、紫色らしきカクテルが写る。ん?これはバイオレット・リキュール版のブルーライト・ヨコハマなのだろうか?と想像するものでした。



川崎工場群が紫っぽいとの表現もあるので紫のブルーライト・ヨコハマがあってもおかしくないでしょうか。

紫色のブルーライト・ヨコハマは、カクテルバー・パリ様のレシピがアレンジされていったものなのだろうか?もしくは別で発生したレシピなのだろうか?古い日本のカクテル本にレシピ紹介など文献がなかなか出てこず...

大ヒット曲発表以降で近い年の紫色の創作カクテルに、1971年 札幌オリンピック記念カクテルコンペティション 優勝作品で森章 氏作の「ブルー・レディ」がありました。ウォッカ1/2、パルフェタムール1/3、ライム・ジュース1/6をシェークしたショートです。なんだか近いレシピな気がしましたが違うようです。

横浜で1950年から60年代創業の老舗バーや大先輩に聞き込みすることに。

紫色のブルーライト・ヨコハマを提供されていらっしゃるバーが銀座にございました。



銀座7丁目の「The Bar 草間 GINZA」様。

紫色のブルーライト・ヨコハマをいただくことが出来ました。

日没横浜のヴィーナス・ヴェルトを思わせる美しいカクテルでした。



こちらのレシピは、草間 常明 大先輩のオリジナルで、パリ様のものとは別に後に創作されたものでした。ブルームーンが紫のように、ブルー・ライトを紫で表現したものとのことでした。


【Blue Light Yokohama No.2 】

レシピ

ウォッカ 30ml

パルフェタムール 15ml

フレッシュ・レモンジュース 15ml

シェークしてカクテル・グラスに注ぐ。

デコレーションは無しですが、偶然にもパリ様のレシピのブルーキュラソーをパルフェタムールに変えたものでもありました。

共に再現性のある作りやすいレシピです。

ブルーライト・ヨコハマ是非一度お試しいただきたいですね。



2026/02/12

いしかわ あさこ さんの新しいカクテル本【オリジナル & シグネチャー カクテル】が2月19日に発売!

 バーテンダーからの信頼が厚く、カクテルの分野に通暁している専門家いしかわ あさこ さんの新しいカクテル本【オリジナル & シグネチャー カクテル】が2月19日に発売されます。

今回取材をさせていただき、発売日前ですが献本が届きました!

日本生まれのスタンダード・カクテルの正しいレシピや、名店のシグネチャー、素晴らしいバーテンダーの皆様によるオリジナルなど349作品がピックアップされており、ホームメイド素材を使用していない再現性のあるカクテル・レシピのみが掲載されています。

バーテンダーやカクテルにご興味ある方には、保存版になること間違いなしの一冊です。




Amazonと楽天でも購入できるようです。

●Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/4868000233

●楽天ブックス

https://books.rakuten.co.jp/rb/18506228/?l-id=parts-slider-ashiato-01


貴重なカクテル資料になるので是非購読を!

2026/02/11

みかんのカクテルご用意しております!

 Ao-shima Mikan Stone Sour

伊東産の「青島みかん」が入荷しております!

おすすめのカクテルは【青島みかんのストーン・サワー】です。





サントリー・ウイスキーAo、青島みかんジュース、レモン・ジュース、シュガー・シロップ、卵白で作ります。

また長崎のみかん「西海味まる」が届いてます!

おすすめはバレンタインデーに向けたカクテルで【ショコラ・ドリーム】です。




ゴールデン・ドリームのチョコレート・アレンジ版です。

ガリアーノ、西海味まる、コアントロー 、チョコレート、クリームです。

是非お試しくださいませ!

2026/02/10

2026年2月12日 クラフトジン「BAY GIN」発売

 【BAY GIN一般販売日のお知らせ】

2026年2月12日(木)に、横浜ベイディスティラリーの新しいクラフトジン「BAY GIN」が一般販売される運びとなりました。

現在蒸溜所併設のバー(横浜ベイブルーイング 日ノ出町店)をはじめとした横浜ベイブーイングの各直営店では先行販売中。





●BAY GIN説明文

BAY GINは、幅広い層に親しまれる一本を目指して誕生したクラフト・ジンです。ジュニパーベリーやコリアンダーを軸としたベーシックなジンに、青山椒、マーガオ、カルダモン、グレープフルーツピールをアクセントとして加え、シャープでスッキリとした味わいに仕上げました。

スパイシーな芳香の中に、ほのかなフローラル感と柑橘のニュアンスが広がります。

ジントニックはもちろん、多彩なカクテルベースとして高い汎用性を発揮します。

北條智之(Cocktail Bar Nemanja)監修 

BAY GINをどうぞ宜しくお願いいたします!

2月12日より販売開始⤵︎

2026/02/05

苺のカクテル【ロッシーニ】

 Rossini

今週のおすすめカクテル【ロッシーニ】

苺とプロセッコのシンプルなカクテルです。





苺を使用したフルーツカクテルは人気で、その日に完売になってしまうこともあります。使用するいちごは頻繁に入れ替わります。

只今は茨城県鉾田の風早いちご園さんの大粒「とちおとめ」を使用しています。

ロッシーニは、イタリアのヴェネツィアにあるハリーズ・バーで、1960年代にベリーニの苺バージョンとして創作され、考案者はGiuseppe Cipriani氏と言われています。

是非お試しくださいませ!