2026/05/21

肥後グリーンのメネフネ・ジュース

 熊本県の高級ブランドメロン「肥後グリーン」が入荷しております。

糖度が高く、皮のギリギリまでジューシーな翡翠色のメロンです。

●おすすめカクテルは【肥後グリーンのメネフネ・ジュース】です。




メネフネジュースは、1970年代初頭にトレーダー・ヴィックスが開発したマイタイのバリエーションで,ベースをホワイト・ラムに変更したものです。

メネフネは、ハワイの伝説上の小人族で、力持ちで手先が器用、そして働き者。カウアイ島がメネフネ伝説の本拠地として知られ、ハワイ諸島各地に彼らが作ったとされる史跡が残っているといわれます。

トレーダー・ヴィックスのメネフネ・ジュースは以下で紹介されています。


MENEHUN EJUICE

1 lime

½ ounce orange curaçao

¼ ounce rock candy syrup

¼ ounce orgeat syrup

2 ounces Trader Vic light Puerto Rican rum

Squeeze lime juice over shaved ice in a mai tai (double old fashioned) glass; save one shell. Add remaining ingredients and enough shaved ice to fill glass. Hand shake. Decorate with one spent lime shell, fresh mint, and a menehune.




紹介の「肥後グリーンのメネフネ・ジュース」は,ホワイト・ラム、肥後グリーン、グランマニエ、アーモンド・シロップ、ライム・ジュースで作ります。

是非お試しくださいませ!

2026/05/18

カクテル「タキシード」のヒストリー

タキシード・カクテルの名前の由来は、アメリカ・ニューヨーク州の高級別荘地タキシード・パーク近郊にある会員制クラブ兼邸宅の「タキシード・クラブ」に由来しています。

クラブは1886年5月30日にオープンし、タキシード・カクテルは、1886年10月に開催された秋の舞踏会で初めて流行したフォーマルなイブニングウェア「タキシード」を引き立てるものとして提供されたのではと考えられています。

またタキシード・パークは、タキシード・ジャケットの発祥の地でもあります。

タキシード・クラブは、アメリカでいち早くテニスコートを取り入れたことでも知られ、1899年12月30日にテニスコートが開場されました。



現在も現存するクラブで、クラブ内のダイニング施設として、メインクラブハウスにはダイニングルーム、バー、テラス、プールサイドバー&グリル。ゴルフクラブハウには、ダイニングルーム、バー、テラスがあるそうです。

タキシード・カクテルのレシピ。

1900年のカクテル本「Harry Johnson's Bartender's Manual」の掲載レシピ(写真下)

マティーニに、マラスキーノ、アブサンを加え、ガーニッシュにチェリー、レモンピールを絞って仕上げると言うもの。






1903年の「Daly’s Bartenders’ Encyclopedia」のタキシード・カクテルのレシピ(写真下)

アブサンが加えられていないバージョンです。



1914年のカクテル本「Drinks by Jacques Straub」にはシェリーが加えられたレシピも登場。



1930年のサボイ・カクテル・ブックには、2種のレシピが掲載。

ABA公式世界大会「The Master 2026」開催!

2026年5月18日から20日までプーケットにてABA公式世界大会【ザ・マスター、ワールド・バーテンディング・チャンピオンシップ2026】が開催されます。

日本からはミクソロジー部門に3名、フレア部門に3名が参加いたします。








選手の応援をどうぞ宜しくお願いいたします!

2026/05/14

房州温室びわのペアリング・カクテル「ハーフ&ハーフ」

 楽しみにしていた枇杷が届きました!

谷芝農園さんの「房州温室びわ」4Lサイズの大玉 秀品です。

ペアリングのおすすめカクテルは【ハーフ&ハーフ】です。

ヴェルモットロッソ、ドライを半々にしたロック・スタイルのカクテルで、1956年に馬田浩二 氏が考案したと言われています。





モスカテルワイン樽熟成のフェルディナンズ・レッド・ヴェルモットとシュペトレーゼワイン樽熟成のフェルディナンズ・ホワイト・ヴェルモットのハーフ&ハーフで提供しております。

美味しい枇杷とご一緒に是非!

2026/05/13

日本のバー誕生の地 横濱の話 ㉑チェリー・ブロッサム

本日5月13日はか「カクテルの日」!

横浜で誕生したとされるカクテル「チェリー・ブロッサム」を紹介いたします。

横浜のカクテルバー・パリの田尾多三郎 様が1923年12月頃に考案と伝わります。

田尾多三郎 様は、1893年の生まれ。

田尾 様は、大正時代に貿易会社の南米アルゼンチン支社長として活躍し、帰国後の1923年の関東大震災の後に伊勢佐木町で「カフェ・ド・パリ」を開店。

カフェ・ド・パリの初代チーフ バーテンダーは、東洋汽船外国航路のキャビンバーテンダーで日本バーテンダー協会創立発起人15人の1人となる高橋 徳兵衛 氏でした。

1945年5月に空襲で焼失となりますが、戦後は野毛山に移転し、1963年には現在の常盤町に移転する。

チェリー・ブロッサムは、お店が社交場として一番華やかだった戦前のカフェ・ド・パリ時代にカナディアン・クラブのキャンペーンをきっかけに創作したもので、1927年の世界大会で優勝した作品であることを田尾多三郎 様の奥様の幸子 様から聞いた事があります。




カクテルバー・パリのチェリー・ブロッサムのレシピは、カナディアン・クラブにピーター・ヒーリング、チンザノ・ロッソ、レモン・ジュース、マラスキーノをシェークしたショート・カクテルで、デコレーションにレッド・チェリーを沈めます。

世界的に知られるブランデー・ベースのチェリーブロッサムは、1930年に出版されたロンドン・サボイホテルのカクテル本からレシピが変えられたと伝えられてきました。

しかしそれは、田尾 様が起源のものではなく、ヨーロッパで誕生したものと思われます。 

フランスで1900年4月に発行されたフランク・ニューマン氏のカクテル本「1900-American-Bar Boissons Anglaises et Americaines」に現在一般的に知られているブランデー・ベースのチェリー・ブロッサムのレシピが掲載されていました!

(2020年5月14日に当ブログでも紹介)↓

catman.bar-nemanja.com/2020/05/1900.html?m=1






おそらく先にブランデー・ベースのチェリー・ブロッサムが考案されており、後にカフェ・ド・パリが同名でカナディアン・ウィスキー・ベースのチェリー・ブロッサムが考案されたと推測します。

また1933年のカクテル本「Odell's book of Cocktails and Fancy Drinks」に2つのチェリーブロッサムが掲載されています。





そこにはチェリー・ブランデー、フレンチ・ヴェルモット同量、ピーチビターがダッシュというレシピと、もう一つはチェリー・ブロッサム・カクテル(Mr. Tao's Formula)と書かれるものが掲載されています。Tao'sレシピは、カナディアン・クラブ、チェリーブランデー、イタリアン・ヴェルモットが同量、マラスキーノがダッシュとなっています。

掲載のレシピは完全なものではないのですが、かなり近いもので書かれています。

また田尾多三郎 様の最後の創作カクテルは「ブルー・ライト・ヨコハマ」で、1968年12月に考案したもの。



ウォッカ1/2、ブルーキュラソー1/4、レモンジュース1/4をシェークしたショート・カクテルで、レッド・チェリーが沈みます。

田尾多三郎 様は1971年に他界となりました。

2026/05/12

オータムクリスプのシャルトリューズ・スウィズル

次世代シャインマスカットと呼ばれるペルー産の葡萄「オータムクリスプ」が入荷しております!

おすすめカクテルは【オータムクリスプのシャルトリューズ・スウィズル】

シャルトリューズ・スウィズルは2002年にサンフランシスコにあるSmuggler's CoveのMarco Dionysos氏によって考案されたカクテルです。

こちらにオータムクリスプを加えてアレンジしました。




レシピはシャルトリューズ・ヴェール、エッピンガー・ティキ・ファレナム、オータムクリスプ、パイナップルジュース、ライムジュースです。

是非お試しくださいませ!

2026/05/11

ABAのワールドツアー「Taiwan Skyline bartending & flair competition 2026」結果発表

2026年5月9日・10日 アジア・バーテンダーズ協会(ABA)公式大会【Taiwan Skyline bartending & flair competition 2026】が台北・桃園のChung Yuan Cultural & Creative Parkにて開催されました。

大会へ出場した皆様、本当にお疲れ様でした!

各国からトップバーテンダーが集まる素晴らしい舞台となりました。

日本代表としてミクソロジー部門に須崎仁慈 選手、由布菜津美 選手、フレア部門に又川翔旭(しょーき)選手が出場。

審査員として日本からはanfa江田会長と私も参加させていただきました。









日本代表として世界の舞台に立ち、両部門で素晴らしい演技を披露した3選手の姿は、私達に誇りと感動を与えてくれたものでしたが、残念ながら入賞には至りませんでした。

入賞結果は以下となりました。

ミクソロジー部門

優勝 タイランドの Phongskorn Ruangjun (Tas)選手

準優勝 韓国の Cho Hyosung (Tylor) 選手

第3位 韓国の Ildo Maeng (Ian) 選手

ベストカクテル&ベスト・ミステリー・カクテル タイランドの Tas 選手

日本代表の由布菜津美 選手は5位、須崎仁慈 選手6位。










フレア部門の入賞は以下となります。

優勝は台湾の Leon Chen 選手

準優勝&ベスト・カクテルはアルゼンチンの Roman Zapata 選手

第3位&ベスト・フィメールは台湾の Jun Lin 選手

第4位は台湾の Tim Ho 選手

第5位はタイランドの Fluk 選手





惜しくも入賞には届きませんでしたが、世界の強豪と渡り合い、全力で挑んだ経験は何物にも代えがたい財産になるかと思います。

大会で感じた空気、悔しさ、喜びのすべてが、今後のバーテンダー人生をより豊かに輝かしいものにしてくれると信じております。

ますますご活躍されることを心より応援しております。





また台湾の皆様の温かいホスピタリティと、ABAの仲間たちとの絆もあり、より一層特別な大会となりました。

大変お世話になって台湾の皆様、ご一緒させていただいたABAグローバルの皆様、本当にありがとうございました。

2026/05/04

本日スターウォーズの日限定カクテル「パンナトルーパー」

本日5月4日は 「スター・ウォーズの日」!

由来は、映画「STAR WARS」の劇中の名セリフ “May the Force be with you.”(フォースと共にあらんことを。)のMay the Force とMay the 4th (5月4日)をかけた語呂合わせから来ています。

日頃、 Cocktail Bar  Nemanjaではシグネチャーの「ダース・モヒート」など提供しておりますが、本日は加えて今夜限定の【Pannatrooper  / パンナ・トルーパー】をご用意しております。




キャラメル・リキュール、パンナコッタ、クリームなどで作る飲むソフトクリームの様なカクテルです。

是非お試しくださいませ!

2026/05/03

スタンダード・カクテル「AVIATION / アヴィエーション」のヒストリー

 湘南で農薬や肥料を無使用の旬なオーガニック野菜を生産しているFrom the Fieldさんのエディブルフラワー「コーンフラワー」をお届けいただきました。

今週はスタンダード・カクテル「AVIATION / アビエーション」にコーンフラワーを浮かべて提供させていただいております^ ^


アビエーション・カクテルは、昔はロンドン生まれと推測されていました。

このカクテル名は、1914年のカクテル本「Drinks by Jacques Straub」に既に登場しており、レシピは現在でいう「Pan American Clipper / パン・アメリカン・クリッパー」と同じである。パン・アメリカン航空のパイロットのノートから出てきたレシピで、飛行機関連なところが面白いです。

1916年のHugo Richard Ensslin(ヒューゴ・R・エンスリン)氏の著書「Recipes for Mixed Drinks」が発掘されたことでグローバルに作られるアビエーションは、アメリカで生まれたカクテルあることが解ってきました。アビエーションのレシピの最初の印刷は、この本からではないかと言われます。

ヒューゴ・R・エンスリン氏は、ドイツ出身でニューヨークのWallick Hotelでヘッドバーテンダーを勤めていたようです。

Recipes for Mixed Drinksに掲載されているアビエーションは以下です。


エルバート・ロンドン・ドライ・ジン 2/3

レモン・ジュース 1/3

マラスキーノ 2ダッシュ

クレーム・ド・ヴァイオレット 2ダッシュ

をシェークしてカクテル・グラスに注ぐというレシピです。

日本でよく作られているカクテル「ブルー・ムーン」の原型はアビエーションだったのかもしれないと想像します。






カクテル名は、1916年にイギリス空軍向けに航空機を設計・製造をしていた航空機メーカーの Sopwith Aviation Company が開発した戦闘機ソッピース・パップが2月に、ソッピース・トライプレーンが5月28日に初飛行した年でもあり、それと関係があるかもしれません。




1930年に発行された有名な「Savoy Cocktail Book」では、クレーム・ド・ヴィオレットを省略したため、長い間このカクテルにフローラルさが無くなり、白色で提供されてきました。

ヒューゴ・R・エンスリン氏は、1879年2月にドイツで生まれます。

アメリカへ渡る前、エンスリン氏は画家と写真家の見習いをしており、その経験がエンスリン氏のカクテル創作スキルの基礎となったともいわれます。

16歳で、単身アメリカへ。

ハーレムのフィフス・アベニュー2013番地に長年住み、仕事は主にキャッシャーとしてレジ系で働いて、その後オハイオ州に移り、ドイツに戻りますが、数年後にはニューヨークに戻ります。

1907年7月2日にマンハッタンでMargaret J Quigley氏と結婚。二人の間にはHomerという息子が生まれる。

Wallick Hotelではヘッド・バーテンダーとして活躍し、アメリカで名高いバーテンダーとなります。またエルバート・ロンドン・ドライ・ジンの熱烈な支持者でもあり、アヴィエーションのベースに使用していました。

当時はそれほど影響力のあるカクテル本ではなかった「Recipes for Mixed Drinks」は、エンスリン氏の自費出版で、1916年に初版、1917年に第2版が刊行されました。

第一次世界大戦がはじまると、エンスリン氏は生まれ故郷ドイツに感銘を受けておらず、アメリカの参戦が決まると、アメリカ側に志願。

その後、ペンシルベニア州ウィルクス・バールに移り、スターリング・ホテルのレストランを経営。

ヒューゴ・エンスリン氏は、1929年1月2日にペンシルベニア州ルザーンにて49歳で亡くなりました。


2026/05/01

小夏のソル・クバーノ

高知県特産の初夏を告げる黄色い柑橘「小夏」が入荷しております!

肉厚の白い甘皮も美味しく食べることができる柑橘で、ほのかな甘みと爽やかな酸味、ふかふかとした甘皮の食感が楽しめます。

おすすめカクテルは 【小夏のソル・クバーノ】

ソルクバーノは、神戸市「サヴォイ北野坂」の木村義久氏が創作したカクテルで、1980年第1回サントリー・トロピカルカクテル・コンテストでグランプリを受賞した作品。

ホワイトラム、フレッシュ・グレープフルーツ、トニックウォーターのロングカクテルで、グラスの縁にグレープフルーツ・スライスを載せて、ミントの葉を飾り、ストローを添えるというもの。




今回のカクテルは、レシピのグレープフルーツ・ジュースを小夏ジュースに変えて、トニック・ウォーターは煮詰めてシロップ状にしたもの変更したアレンジです。

是非お試しくださいませ!