今年の横濱インターナショナル・カクテル・コンペティションのクリエイティブ部門のツイスト・カクテルのお題は【イエロー・マン 】ですね。
考案者である横浜ケンタウロスの族長様が喜寿という節目をお迎えになられる今年にカクテルを題材にさせて頂きました。
写真下がイエロー・マンです。
上のイエロー・マンは、横浜ケンタウロスのかつての溜り場「スターダスト」のもの。
16日YICCの応募が締め切られました。
クリエイティブ部門は過去最高の応募数となり驚きでした!
ご応募下さった皆様有難うございましたm(_ _)m
どの様になツイストぶりになっているのかとても楽しみです。
来週書類選考をさせて頂きます。
1980年代前半に誕生したカクテル【イエロー・マン 】は、日本最古のモーターサイクリストクラブである横浜ケンタウロスの公認カクテルです。
下が横浜ケンタウロス族長(大将)の飯田繁男さん。
写真は横浜西口にあった森日出夫さんのエキナカ写真展のパネルからのもの。
族長である飯田繁男さんが考えていたレシピを当時のウィンドジャマーのチーフバーテンダー浅羽行郎(現在は馬車道十番館 英国風酒場に在籍)さんに最終調整してもらい完成したカクテル。
15年くらい前、族長にお会いしてイエロー・マンの事をお聞きした事がありました。
何年に考案されたものなのかは飯田族長も浅羽さんも正確には覚えていらっしゃらないようで、飯田族長によるとご自身が40歳の頃の1883年あたりだったのではと言っておりましたので、1880年代前半と紹介させて頂いております。
カクテル名の意味は、日系アメリカ人や日本人を指す黄色人種からのネーミングとのこと。
横浜ケンタウロスが設立されたのは1964年。飯田族長を含む3名で立ち上げたそうです。
このモータサイクリストクラブを題材にした漫画「ケンタウロスの伝説」が週間プレイボーイに1981年から連載。
また1985年には劇場版としてアニメ化にもなり、浅野ゆう子や岩瀬滉一が声優を務めた事でも話題になりました。
その最中イエロー・マンが誕生し公認カクテルとなりました。
横浜ケンタウロスが本牧にあった頃の生まれなので、本牧生まれのカクテル?と言っても良いかもしれません。
ケンタウロス本部は、本牧から石川町(現在はカフェ&バー・ボトルシップとなります)へ、現在は横浜市中区松影町に移されました。
馬車道十番館の浅羽さんに、1番初めにウィンドジャマーで作ったイエロー・マンを再現して頂きました。
氷を入れた小さなタンブラーに、ロンリコ151ラムとグレープフルーツジュースを半々注いでビルドでした。
横浜中華街のタンブラーは当時小さめで6オンス。
氷を入れて45ml、グレープフルーツジュース45ml。
族長より教えて頂いたレシピは、クラッシュドアイスを入れたロックグラスにロンリコ151ラム45ml、グレープフルーツジュース45ml注いだスタイルでした。
族長はクラッシュドアイスで飲むのがお好みだった様で、ジャックターを意識した感じでもでもあった様です。
おっしゃっていたのは、タンブラーにロンリコ151ラム1ショットのグレープフルーツジュース割りは違うとの事で、半々が正式であると教わりました。
定義をまとめるとグラスは小さなタンブラー又はロックグラスに氷を入れて、材料が半々であればイエロー・マン。
今年10月14日のYICCクリエイティブ部門のお題となったイエロー・マンがどの様にツイストされ発表されるか楽しみです!