2025/04/25

モンキー47 シュヴァルツヴァルト ドライジン トラベラーズ・コンペンディウム・エディション

 Monkey 47 Schwarzwald Dry Gin Traveller’s Compendium Edition

ヨーロッパの空港限定品「モンキー47 シュヴァルツヴァルト ドライジン トラベラーズ・コンペンディウム・エディション」入荷しております!






通常品と異なりボタニカルにスプルース(米唐檜)が使われているのが特徴。

箱の中にはステッカーが同梱されていました。

表ラベルのモンキーの手には地球が描かれていますた。

是非お試しくださいませ!

2025/04/22

コッツウォルズ・シングルモルトウイスキー・スパニッシュオーク・マチュアード入荷!

Cotswolds Single Malt Whisky Spanish Oak Matured

コッツウォルズ・ディスティラリー・クラブ会員限定「コッツウォルズ・シングルモルトウイスキー・スパニッシュオーク・マチュアード」。

ヒースロー空港でも購入することができます。





スパニッシュオークのオロロソシェリー樽と、蒸溜所特製で施されたアメリカンオークのファーストフィル赤ワイン樽とバーボン樽を巧みに融合させ熟成させたウイスキーです。

バニラの香りと甘いスパイスのニュアンスから、ドライアプリコット、カスタード、スターアニスのような風味、フィニッシュには、ほのかな樽由来のタンニンとバニラの余韻が広がります。

是非お試しくださいませ!

2025/04/21

アフィニティ・カクテルのヒストリー

 今週は春の七草の一つ「御形(ゴギョウ)」を取り入れたカクテル【御形のアフィニティ】をおすすめしております。

コッツウォルズ・シングルモルトウイスキー、フェルディナンズ・ヴェルモット・レッド、フェルディナンズ・ヴェルモット・ホワイト、御形インフュージョン・アマーロでお作りします。



アフィニティ・カクテルは、1907年秋にブロードウェイでとても流行していたカクテルで、その流行ぶりは当時数社の新聞で掲載されていました。

はじめのレシピは、スコッチ・ウイスキー 1ジガー、イタリアン・ヴェルモット 1/2ジガー、オレンジビターズ 1ダッシュ、パウダーシュガー 1tspをシェークするものでした。








後にロブロイ・カクテルと区別するためにフレンチ・ヴェルモットが加えられたと言われています。

しかし1901年夏に流行していたカクテルに「SIDEWALK COCKTAIL(サイドウォーク・カクテル)」があり、このカクテルが後に変更されるアフィニティ・カクテルとほぼ同じレシピであったようです。

サイドウォーク・カクテルの材料は、スコッチ・ウイスキー、フレンチ・ヴェルモット、イタリアン・ヴェルモットの3種同量にアンゴスチュラ・ビターズ、オレンジ・ビターズを加えたものでした。


2025/04/19

ビーズ・ニーズ・スプリッツ

 Bees Knees Spritz

只今のおすすめカクテルは【ビーズ・ニーズ・スプリッツ】です。

サイレントプール蒸溜所で知ったカクテルです。






レシピはサイレントプール・ジン、ギルフォード産のハチミツ、レモンジュース、プロセッコです。

サイレントプールにはハチミツが添加されており、蒸溜所では養蜂家と一緒にハチミツを採取するツアーもあるほど。

今回使用するハチミツは蒸溜所で購入してしました。ギルフォードの有名な養蜂農家であるビー・フレンズのハチミツです。

数量限定となります。お早目に是非!

2025/04/16

サイレントプール蒸溜所へ行ってきました!

 2025年4月10日に英国ギルフォードから車で20分程の場所にあるサイレントプール蒸溜所に行ってまいりました。

ボトルに描かれる王と木こりの娘。

邪悪な王から逃れようとしてサイレントプール湖へ逃げた娘が溺死したというストーリーを聞いて、いつか行ってみたいと思っていた湖と蒸溜所。

湖には娘の亡霊が現れるという伝説があります。











2013年からプロジェクトを開始し、2015年3月に発売されたサイレントプール・ジン。

当初4年間は350リットルの蒸溜機1つでジンを造っていたそうですが、現在は1800リットルの蒸留機と併せて2機で製造しておりました。











自分は英語の説明がなかなか理解出来なかったのですが、それでも蒸溜している様子を拝見できて、ボタニカルの抽出方法など理解できたので実りある1日となりました。

家内は2度目の訪問だったので、見学ツアーの予約や道案内など諸々手伝ってもらい感謝です。

2025/04/15

コッツウォルズ・ハーベストシリーズ・アンバー・メドウ・シングルモルト・ウイスキー

 COTSWOLDS HARVEST SERIES AMBER MEADOW SINGLE MALT WHISKY 51.6% 

コッツウォルズ・ウイスキーの限定品ハーベストシリーズ第3弾【アンバー・メドウ】入荷しております。




外筒は、コッツウォルズの静謐な秋の田園風景をイメージしたイラストで、著名なコッツウォルズ出身のアーティスト Lucy Pratt氏により鮮やかな色彩で描かれたものです。

その作品にインスパイアされて造られたウイスキーとなっています。

最高級のモスカテル樽とプレミアム・バーボンのEX樽で熟成されたシングルモルト・ウイスキーです。

軽やかでフルーティー、バニラっぽさとほのかなピート香が絶妙に調和しています。

アンバー・メドウを是非お試しくださいませ!


2025/04/14

タロッコオレンジのバックス・フィズ

昨日イギリスから帰国いたしました。

一週間のお休みとなりご不便をおかけし申し訳ございませんでした。

本日よりカクテルバー・ネマニャは通常通りの営業となります。4月14日はオレンジデー。

おすすめカクテルは【タロッコオレンジのバックス・フィズ】です。




ロンドン生まれのバックス・フィズ。

ブリティッシュエアラインのファーストクラス、ビジネスクラスのウェルカムドリンクでバックス・フィズを提供していたのが印象的でした。

バックス・フィズは、ロンドンの Buck's Club(バックス・クラブ)で考案されたカクテルで、フランスのミモザに似ていて、ミモザよりシャンパン多めなのが特徴でジンを加えるレシピもあります。

バックス・クラブは、イギリス王室騎兵隊「ロイヤル・ホース・ガーズ」のHerbert John Buckmaster(ハーバート・ジョン・バックマスター)大尉率いる将校たちが、当時の紳士クラブが自分たちのニーズを満たしていないことから、1919年6月設立したアメリカンスタイルのカクテルバー設備を取り入れたクラブでした。

クラブの名前は創業者のバックマスター氏のBuckを冠し「Buck's Club」となりました。

バックス・クラブは当初と変わらず現在も以下の住所にあります。

18 Clifford Street , London W1S 3RF 






クラブの正会員資格は、現在も男性に限られており、招待制となっています。 

クラブには女性立ち入り禁止のエリアは無く、女性の相互会員は自由に出入りできる。

1921年にはバックス・クラブの初代バーテンダーMcGarry (マクギャリー)氏 がオレンジジュースをシャンパンで割ったパックス・フィズを考案。



 McGarry氏は、"Malachy McGarry(マラキー・マクギャリー)" 又は"Pat McGarry(パット・マクギャリー)"とも呼ばれマクギャリーのスペルはMacGarryとも綴られることもあります。

マクギャリー氏は、バックス・フィズにはオレンジとシャンパンの他に "秘密の材料" が使われていると言っていたそうで、その秘密は明かされなかったといいます。

2025/04/10

ボンベイ・サファイア蒸溜所に訪問

 本日はイギリスのジン「ボンベイ・サファイア・ドライジン」を製造している蒸溜所に行って参りました。

ベイジングストーク駅から76番バスで30分程の停留所ラヴァーストーク・ミルで下車すると真ん前に【ボンベイ・サファイア蒸溜所】がありました。






改めて勉強で以下はボンベイ・ジンについてのメモ。

創業は1761年。

トーマス・デーキン氏がジンを造るために、イギリスのウォリントンの土地を買いジンの製造を始める。

1960年に「ボンベイ・ロンドン・ドライジン」をアメリカで発売。

イギリス統治下のインドでジンが人気を博したことから、インドの都市名のボンベイ(現在のムンバイ)を商品名に採用。

ボタニカルは、ジュニパーベリー、アーモンド、レモンピール、リコリスルート、アンジェリカルート、オリスルート、コリアンダーシード、カシアバークの8種類。

1963年にラヴァーストーク・ミルで閉鎖した製紙工場跡地を改築して現在の蒸溜所に。

1987年より「ボンベイ・サファイア・ロンドン・ドライジン」を発売。

ボタニカルは、ボンベイ・ロンドン・ドライジンにクペバ、グレインズ・オブ・パラダイスが加わり10種類。

ベーススピリッツは、冬小麦を原料として造られグレーン・スピリッツ。

蒸溜機は12000リッター2機(ヴィクトリアとヘンリー)と3000リッター2機(トーマスとメリー)の合計4機が稼働。

ボタニカルの抽出は、スチーム法(ヴェーパー・インフュージョン製法)。

ハートに加水する水は、ウェールズのヴェルヌイ湖を水源にしたもの。


2025/04/07

コッツウォルズ蒸溜所に行って来ました!

 2025年4月7日は念願だった英国・コッツウォルズ蒸溜所へ行ってまいりました。

ブランドの魅力を皆様に少しでもお伝えできるよう色々と勉強させていただきました。

イングランドの中部、オックスフォードの北に位置する美しいコッツウォルズ地方ウォリックシャーにあるコッツウォルズ蒸溜所。

宿泊していたバンベリーから20km。

車で20分程で到着いたしました。

2014年にウイスキーに情熱を傾けるダニエル・ゾー氏によって設立されたこの蒸溜所は、コッツウォルズの美しさと伝統を反映させた高品質で多数の受賞歴のあるウイスキーやジンなどを生産しており、急速に名声を博している注目の蒸溜所です。

蒸溜所立ち上げには重要な役割を果たされた2人の方がおられます。

元ボウモアのマスターディスティラーで50年以上ウイスキー業界に関わられた専門家ハリー・コックバーン氏と台湾のカヴァランやアナンデールなど数々の新興蒸留所にも深く関与した高名な蒸溜所コンサルタントであるジム・スワン博士の指導のもと、2014年に製造を開始されました。





写真上の方がコッツウォルズ蒸溜所の創設者兼CEOのダニエル・ゾー氏です。お会いするのは2回目でした。

下2枚の写真はジン用の蒸溜機で、350ℓと500ℓの2機があり今は大きい方だけ稼働とのことでした。





写真下のボットスチル2機はウイスキー用です。
別の場所に更に大きなウイスキー用のポットスチル2機がありました。










コッツウォルズ・シングルモルトウイスキーのモルトは、地元コッツウォルズ産の大麦オデッセイ種です。

ウォーミンスターにある麦芽製造所でフロアモルティングされた大麦麦芽を十分な生産量を確保して造るそうです。

大麦麦芽は粉砕し、発酵は一般的な発酵時間と異なり倍の4日間かけた長時間発酵を行っています。
フルーティーで豊かな風味を生み出すため、イーストは、アンカー社とファーメンティス社の酵母2品種を補完的に使用しています。






マッシュタンには、粉砕したコッツウォルズ産大麦2トンを混ぜ、64℃の熱湯でウォッシング(麦汁にイーストを加えたもろみ造り)します。

これにより穀物からデンプンと糖が抽出されます。酵母はこれらを原料として、ウイスキーのアルコールと香味料を生成します。
この工程で抽出された糖分の多い液体「麦汁」は、ゆっくりと冷却され、発酵槽に送り込まれます。

蒸溜は、特注の銅製ポットスチル(単式蒸溜器)で二度行います。

1つ目の大きなポットスチルは、ウォッシュ・スチル(コッツウォルズ蒸溜所ではROSIEと読んでいる)で、ウォッシュを蒸溜してアルコール度数20度前半のローワインに変える。

2つ目の大きなポットスチルは、スピリッツ・スチル(FANNYと読んでいる)で、ローワインを蒸溜しスピリッツ(ハート)を造る。アルコール度数は全体で約75%

蒸溜した1週間分のスピリッツ(ハート)は、スピリットレシーバー・ウェアハウス・バットと呼ばれるこのタンクでブレンドされ保管されます。

樽に詰める前に加水されアルコール度数は63.5%にし、樽に詰める準備が整います。












コッツウォルズ特有の樽熟成に使われるSTR赤ワイン樽。

STR樽造りの3工程。
まずはShaving (削り)です。樽の内側を削ることでワインの風味をリセットします。
次にToasting (炙り)です。樽材の風味をよりウイスキーに抽出させるように、削った樽の内側をトーストします。
最後はRe-Charring (焼き直し)です。さらに樽の内側を焦がすことで、より深い風味と色を付けます。

STR樽は、樽本来の風味よりもオーク材の風味を強く引き出すことが出来るうえ、熟成が加速されニューメイクスピリッツとの融合が早く、短期間での熟成効果が期待できます。
仕上がりは赤みがかったダークな色合いが特徴。

シグネチャーのシングル・モルトウイスキーには、ファーストフィルのケンタッキー産バーボン樽と、STR赤ワイン樽での熟成により、若いウイスキーとは思えないほどの成熟感で深い味わいを生み出しています。

シグネチャーは、STR樽70%とバーボン樽30%のヴァッティングでアルコール分を46%に調整したものとのこと。

写真下の樽は2014年9月から熟成している第一号。












コッツウォルズ・ディスティラリー・ジャパンの公式Instagramページに少しづつ他の情報をアップしていきたいと思いますので、フォローの方も是非宜しくお願いいたします。

本日はお忙しい中ご対応くださったGlobal Whisky Ambassadorのロブさん、創業者のダニエル・ゾー様、本当に有難うございました!