2025/04/14

タロッコオレンジのバックス・フィズ

昨日イギリスから帰国いたしました。

一週間のお休みとなりご不便をおかけし申し訳ございませんでした。

本日よりカクテルバー・ネマニャは通常通りの営業となります。4月14日はオレンジデー。

おすすめカクテルは【タロッコオレンジのバックス・フィズ】です。




ロンドン生まれのバックス・フィズ。

ブリティッシュエアラインのファーストクラス、ビジネスクラスのウェルカムドリンクでバックス・フィズを提供していたのが印象的でした。

バックス・フィズは、ロンドンの Buck's Club(バックス・クラブ)で考案されたカクテルで、フランスのミモザに似ていて、ミモザよりシャンパン多めなのが特徴でジンを加えるレシピもあります。

バックス・クラブは、イギリス王室騎兵隊「ロイヤル・ホース・ガーズ」のHerbert John Buckmaster(ハーバート・ジョン・バックマスター)大尉率いる将校たちが、当時の紳士クラブが自分たちのニーズを満たしていないことから、1919年6月設立したアメリカンスタイルのカクテルバー設備を取り入れたクラブでした。

クラブの名前は創業者のバックマスター氏のBuckを冠し「Buck's Club」となりました。

バックス・クラブは当初と変わらず現在も以下の住所にあります。

18 Clifford Street , London W1S 3RF 






クラブの正会員資格は、現在も男性に限られており、招待制となっています。 

クラブには女性立ち入り禁止のエリアは無く、女性の相互会員は自由に出入りできる。

1921年にはバックス・クラブの初代バーテンダーMcGarry (マクギャリー)氏 がオレンジジュースをシャンパンで割ったパックス・フィズを考案。



 McGarry氏は、"Malachy McGarry(マラキー・マクギャリー)" 又は"Pat McGarry(パット・マクギャリー)"とも呼ばれマクギャリーのスペルはMacGarryとも綴られることもあります。

マクギャリー氏は、バックス・フィズにはオレンジとシャンパンの他に "秘密の材料" が使われていると言っていたそうで、その秘密は明かされなかったといいます。