レシピは、コニャック、コアントロー、レモン・ジュース、液液抽出トリュフ・ウォッカ、オレンジ・スライスをシェークして、カクテル・グラスに注ぐカクテルです。
液液抽出法は、”リキッド・リキッド・インフュージョン”とも呼ばれます。
アロマの世界ではLLi抽出と短縮して呼ぶ事が多いです。
例えば、水で抽出した成分を、油に移す事が可能ですので、アランビックなどで水蒸気蒸留で作ったフローラル・ウォーターの成分を油に移す事が出来ます。
この方法は、液体の不純物を取り除く時にも使えます。
このカクテルの液液抽出トリュフ・ウォッカでは、油とスピリタス・ウォッカを使用致します。
まずは油で白トリュフを磨砕して浸したも(トリュフ・インフージョン・オイル)のを用意致します。
トリュフ・インフュージョン・オイルとスピリタス・ウォッカを振って混ぜて数日置きます。
油は下へ、スピリタスは上になり、油からスピリタスに溶けやすい抽出成分がスピリタスに移り、油に溶けやすい成分は油に残ります。
写真上の上澄みが【液液抽出トリュフ・ウォッカ(リキッド・リキッド・エクストラクション・トリュフ・ウォッカ)】です。
シェーカーの中には、オレンジ・スライスを加えて振ります。
これは、私が修行した東京會舘のスタイルで、會舘サイドカーの特徴です。
伝統と新しいものを融合させたサイドカーのツイストとなります。
是非この機会に、トリュフの香りもお楽しみ頂けるサイドカーをお試し下さいませ。