2016/02/19

低温真空抽出装置を見学!!

今週は埼玉の東松山にある農業生産法人吉見メディカルファーム株式会社様の「低温真空抽出装置」を見学してきました。

気になる低温真空抽出法セルエキストラクト(細胞水)を勉強しに行って参りました。

セルエキストラは、塩田清二 教授(現星薬科大学教授、前昭和大学医学部顕微解剖学教室主任教授)が名付けられました。

低温真空抽出法は、日本で開発されたわりと新しい成分抽出法で、2、3年前から話題になりはじめた抽出法です。

装置は「低温真空抽出」でセルエキストラクト(細胞水)が造れるというもので、真空にして水温35℃から40℃程を利用し低温で抽出する事が出来ます。

熱に弱い植物成分を自然に近い状態で揮発させ、100%原料由来の芳香物質が得られるものです。



装置の真空度は、特許取得の水エグゼクターにより-95kPaが実現できるとの事。

セルエキストラクトは、水蒸気や溶剤など使用せず、乾燥機として製品化されている技術の応用機で、植物を低温真空で乾燥させて得られた水分です。

精油でもなく、芳香蒸留水でもなく、水溶性の精油と細胞水が混ざり合った液体です。

精油に比べ、味わいや香りが薄いですが、非常に高い成分抽出液で水溶性の液体です。


精油抽出率は、従来の水蒸気蒸留法、溶剤抽出法、超臨界抽出法より高い抽出率なようです。

見学した装置は、40kg対応のものです。

製造元の兵庫県には、150kg釜を保有しているとの事です。

写真下から農作物を入れて、中の刃で刻まれながら抽出して行きます。


抽出時間は、8時間かかるそうです。

セルエキストラの抽出率は、素材から60%得られ、乾燥物は10%との事です。

得られる抽出液のパーセンテージは、素材により多少変わることもあるそうです。


こちらは回収タンクです。


セルエキストラクトの出来立ては、水溶性の精油と細胞水が分離しているところが見えるそうです。

分離は時間の経過と共に無くなり混ざり合うそうです。

残った乾燥物は、お茶やドライ・フルーツなどにも使用出来るとの事。


こちらは「苺」、「桜」、「クロモジ」のセルエキストラクトです。

今まで苺や桜の花の精油を得るのは不可能と言われておりました。


セルエキストラクトですとその天然の芳香成分が回収出来るので驚きです。

苺や桜などの天然の香りに感動致しました!!

来月行われる東京ガールズコレクションでは苺のセルエキストラクトを使用したカクテルが登場する様です!

この装置で試験的に日本酒を使用し、低温真空蒸留も行ったそうです!

低温真空抽出でないと出来ない蒸留酒造りも出来そうなので、近い将来のお酒も想像が出来ました。



最後に農作物の畑も見せて頂きました。

大変勉強になりました!

いつかこの装置で低温真空蒸留のジンを造ってみたいとも思いました。

農業生産法人吉見メディカルファーム株式会社 代表取締役社長の塩田浩二 様、お世話になり有難うございました!





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