本日はドイツ産のドライジンをご紹介致します。
「モンキー47 ・ディスティラーズ・カット2012(Monkey 47 Distiller’s Cut 2012)」です。
ドイツが誇るクラフトジンとして名高いモンキー47。日本でも販売されているので皆様にもお馴染みかと思います。
年に1度生産されるプレミアムヴァージョンがディスティラーズ・カットです。
つい先日2014年ヴァージョンが日本に入荷され、あっという間に完売という人気振り。
こちらの2012年ヴァージョンは、通常使用される47種のボタニカルに加え、南シュヴァルツヴァルトで収穫された欧州唐檜(おうしゅうとうひ)の若芽を使用。
2500キロを僅か4日で収穫。47種のボタニカルと共に36時間浸漬した後に蒸留。
クレイコンテナ(陶器)で12ヶ月熟成し、アルピルスバッハの水(軟水)で加水。
生産数は3000本です。
欧州唐檜は、欧州では中世から医療用に用いられ、チョコレートをかけて食べたり、砂糖と合わせた自家製リキュールは咳止めや風邪予防に効果があるそうです。
クリスマスツリーにも使用され、モミの木と区別が難しい木です。
ちなみにジンで最大のボタニカル数といわれるモンキー47。使用されているボタニカルが諸説あるため、正確なリストは入手できず。
以下が使用されているらしいボタニカルです。
アンジェリカ、スイカズラ、アンブレット、ニオイイリス、ベルガモット、エルダーフラワー、ローズヒップ、ジュニパーベリー、ラベンダー、アカシア、イヌバラ、ショウブ、ブラックベリーの葉、キイチゴの葉、リンゴンベリー、ブラックベリー、クランベリー、ホーソンベリー、スローベリー、アーモンド、カルダモン、6種のペッパー、トウヒ、シナニッケイ、カモミール、シナモン、シトロンバーベナ、クローブ、コリアンダー、ジンジャー、ムクゲ、ハニーサックル、ジャスミン、レモンバーム、レモングラス、リコリス、タイマツバナ、ナツメグ、ピメント、ポメロ、セージ、ビターオレンジ、グレープフルーツ、カフィアライム、レモン
現行品は年間10万本程度生産とのことですが、全世界で人気高騰中のため需要に供給が追い付かないそうで、シュトゥットガルト近郊に新しい蒸留施設を設立したそうです。
機会があれば是非見学に行ってみたいです。