本日は、ドイツから入荷した「リエブル・バヴァリアン・ドライ・ジン(Liebl Bavarian Dry Gin)」を紹介致します。
このジンを製造しているリエブル蒸留所は、ドイツのバート・ケッツティングというチェコとの国境に近い山麓にある町にあります。
元々は小さな食料品だったファミリービジネスからスタート。
蒸留施設の拡大と近代化に成功し、現在はウイスキー、リキュール、フルーツブランデー、シュナップスなども生産しています。
こちらの「バヴァリアン・ドライ・ジン」は2015年のワールドスピリッツアワードで金賞を受賞。
スモークしたバイエルン産の春大麦を使用したベーススピリッツに、ボタニカルはジュニパーベリー、アンジェリカ、ホップ、コリアンダー、ジンジャー、ラベンダー、オレンジブロッサム、レモン、ブラッドオレンジ、スローベリー、クランベリー、などを使用しています。
ボタニカルの多くはバイエルンにて手摘みで収穫され、レモンやモロ種のブラッドオレンジなど柑橘類はイタリアのエトナ山にてデメターという厳しい基準をクリアした有機農法で栽培。
フルーツの品質や香りは気候や降水量によって変化するため、ジュニパーベリーやハーブ類とは別に蒸留されるとのこと。
使用される水はバート・ケッツティングにある山カイタースベルクの軟水。
蒸留後は100リットルのクレイコンテナで熟成していますが、熟成年数は好評されていません。
素材の良さをダイレクトに味わえるとても美味しいジンです。