2015年5月24日(日)、台湾・桃園のHsing Wu Univrsityにて「北條智之 マスター・クラス2015 in 台湾」が開催されました。
今回の国際大会と次の日にディアジオ・ワールド・クラス台湾が開催されることもあり、多くの皆様にお集まり頂き、学生やアジアのバーテンダー200名以上の方にご参加頂いたカクテル・セミナーとなりました。
これからのフレア・バーテンディングについてと、ポア技術、ミクソロジー・カクテル紹介、バーでは新しい成分抽出法などお話を致しました。
フレアのお話では、バー営業でのフレア・バーデンディングの取り組み方、エアレーティング・ポア、ワーキング・フレアなどに触れ、フレア国際大会終了後で恐縮では御座いましたがフレアも披露させて頂きました。
成分抽出法では、反発する液体を利用して作るインフュージョン法【液液抽出法(リキッド・リキッド・エクストラクション)】
真空状態でシェーキングして成分抽出させる加速インフュージョン法【固液抽出振とう法(ソリッド・リキッド・シェーキング・エクストラクション)】
二酸化炭素の抽出法【超臨界流体抽出法】などバーでは新しい抽出法をお話致しました。
ミクソロジー・カクテルの試作と試飲では、液液抽出法を取り入れたカクテルとして「トリュフ・サイドカー(Truffle Sidecar)」。
固液抽出振とう法を取り入れたカクテルでは「アペローズマリー・コスモポリタン(Aperosemary Cosmopolitan)」を披露致しました。
トリュフ・サイドカーは、コニャック、コアントロー、液液抽出のトリュフ酒、レモン・ジュース、オレンジ・スライスをシェークしたものです。
アペローズマリー・コスモポリタンは、アペロール、コアントロー、クランベリー・ジュース、ライム・ジュース、軽く炙ったローズマリーを小瓶に入れて、バキュバンで減圧し2分間振とう抽出させたものをカーボネイト・シェーカーで発泡性に仕上げたものです。
カーボネイトシェーカーでは、取り扱いと、このシェーカーの成分抽出についてなどもお話致しました。
今回、アジア・バーテンダーズ協会(ABA)の啓蒙活動的なカクテル・セミナーでもありましたので、フレア・バーテンディングとクラシック、新しいカクテルメイキングを融合させた内容でした。
この様な素晴らしい体験をさせて頂く機会を下さった香港のCHECK IN TAIPEIのSHIN WSCHIUさん、BARSOUL MIXOLOGY CLUB様、HSING WU UNIVERSITY様、本当に有難うございました!