横浜の伝説となってしまったBAR「リキシャルーム」。
お店は本牧の米軍住宅があったあたりに位置し、場所柄もあり外国人が多く訪れていた異国情緒たっぷりな横浜ならではであったお店。
リキシャルームは、1961年に米国人船乗りのハリー・コルベット氏が開店したレストランバー。
ハリー氏が通っていた本牧のハンバーガーショップが閉店し、店舗が売りに出されハリー氏がお店を買い取りリキシャルームを開いたとの事。
当時のお客様の大半は米兵士達で、ジャスが流れる素敵なレストランバーで、料理はイタリア料理が多く本牧名物の四角いピザが食べられるレストランとしても有名でした。
店名のリキシャは、日本で初めて見た人力車にちなんだそうです。
日本初の人力車は1870年。
横浜居留地の米国人宣教師ジョナサン・ゴーブル氏が人力車の発明者とする説もあります。
リキシャルーム旧店舗は2002年に閉店しましたが、2003年に同じ場所に新しく建てられたマンションの半地下で新店舗を設け再開。
2006年8月、ハリー・コーベット氏の奥様でオーナーのかよ子さんがご高齢との事で閉店。
2006年12月、かよ子さんは2人の娘さん達の力を借り、営業時間を短縮して再度リキシャルームを再開。
しかし、2009年に閉店。
その後、別の店舗になりましたがこちらも閉店し、現在店舗は空いています。
空いた店舗を見に行くと、テントにリキシャルームの影が残っておりました!
やはり横浜の名店が消えて行くのは寂しいです😔
この跡地を通ると、伝説のリキシャルームをどなたか再開して下さらないかなと思いつつ、自分がお金持ちだったら復活させられないかなとも思ったりもします。
リキシャルームが、この場所で本当に再開されると良いですね。