2017/04/13

塩析液液インフュージョンで桜花のお酒作成

本日は桜花の香りを取り出す研究中です。

桜の花の香りは、インフュージョンや蒸留でもなかなか香りが取れ出せません。

今回は桜花の香りを移したお酒を造ろうと思い「塩析液液インフュージョン」で作成中。


塩析液液インフージョン(Salting-out Liquid Liquid Infusion)は、水に含まれる芳香成分がオイルなかなか移らない時に使用する方法です。

水に塩を溶き桜を加えます。


桜花は塩水を溶媒にすると香りが抽出されるので塩析LLiにむいております。

花の独特な香り成分のクマリンは、塩で糖が分離し甘い香りが生成されます。

減圧し1日インフュージョン(漬け込み)中に振とう抽出を何度か行います。


インフュージョン後、オイルをフロートします。

この様にする事で水に含まれるハーブ成分は、水に溶けていられない状態となり、芳香成分がオイルへと移ります。


この状態で減圧したり振とうを行うと、写真下の様に桜の花がオイルに移動します。


まずはそのままにして数時間後にオイルに花が移動するまで静かに保管します。


花が移動後は振とう抽出など何度か行います。

芳香成分を移したオイルを抜き取りスピリタスと液液インフュージョンし、桜花の芳香成分を移したウォッカが出来上がります。

出来上がった桜花のお酒でどの様なカクテルを創作しようか模索中です(^_-)-☆